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工学を総合化する知的人工物に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04NP0701
研究種目

創成的基礎研究費

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

小山 健夫  東京大学, 工学部, 教授 (10010696)

研究分担者 岩田 修一  東京大学, 人工物工学研究センター, 教授 (50124665)
冨山 哲男  東京大学, 工学部(試), 助教授 (60197944)
矢川 元基  東京大学, 工学部, 教授 (40011100)
中島 尚正  東京大学, 工学部, 教授 (00011073)
吉川 弘之  東京大学, 工学部, 教授 (20010689)
研究期間 (年度) 1992 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
キーワード人工物工学 / 設計学 / マイクロマシン / 人工現実感 / マイクロアセンブリ / 知的CAD / 自律分散知能 / 知識体系化
研究概要

「工学を総合化する知的人工物に関する研究」は明日の人工物に必要とされる自律性、自己修復性、再構成性をもつモジュール化されたやわらかい知的機械システムを目標として設定している。平成4年度は9つの研究班に分かれてその実現のために必要な要素技術を開発し、以下のような成果を得た。
研究班1「知的機械システムの設計方法論」ではマイクロマシンなど新規性の高い機械システムの設計についてケーススタディを行い、過去の設計から得られた知識の変更、再利用が重要なことを指摘した。
研究班2「知的CAD」では複数の観点から人工物をモデリングできるシステムを開発した。また新規な人工物を発想するプロセス(アブダクション)をネットワークモデルでシミュレートする研究を行った。
研究班3「設計学」では階層型分析法を用いて設計要求の定量化を試みた。特に非専門家ユーザの要求を捉えるために、視覚的特性(テクスチャ)の周波数特性の利用を検討した。
研究班4「微小構造物構成法に関する研究」では、新しい人工物を実現するためのマイクロアセンブリ装置の設計を行った。またマイクロロボットの飛翔について理論的計算を行い実験と比較した。
研究班5「高速実体形成技術」では、切削加工の物理モデルによるシミュレーションと力センサにより得られる情報を基に加工状態を判定する手法を開発した。
研究班6「生産知識の抽出」では、接触状態にある剛体に外力が加わった場合の運動を求めるプログラムを立体モデリングシステム上に作成した。また造船業の製造工程を黒板モデルに基づくシステムでシミュレートした。
研究班7「自律分散知能」では脳を持ち歩かないロボットによる自律性のシミュレーション、ハードウェアの開発、ロボット群の制御に関する研究を行った。
研究班8「仮想現実感」では製品開発における仮想環境の利用のための技術的課題に関する検討を行い、人工現実感システムVis-Ageを構築した。
研究班9「知識の体系化」では言葉で語られることのない知識を次第に明確化させる分節過程の支援を行うシステムを開発した。また医学の領域で専門用語間の関係の分析を行った。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中村 雅彦: "設計知識表現のためのメタモデルの研究(第10報)ー外部モデル構築の支援ー" 1993年度精密工学会春季大会 学術講演会講演論文集. 285-286 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤 寿浩: "圧電薄膜を利用した微小力センサーに関する研究(第2報)" 1992年度精密工学会秋季大会 学術講演会講演論文集. 905-906 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 一郎: "機能部分のひな型に基づく設計支援システム" 図学研究. 59. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 稲葉 雅幸: "脳を持ち歩かないロボットによる知能ロボットの研究" 1145-1148 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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