研究課題/領域番号 |
05041017
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 学術調査 |
研究機関 | 国立国語研究所 (1994-1995) 上智大学 (1993) |
研究代表者 |
西原 鈴子 (1994-1995) 国立国語研究所, 日本語教育センター・日本語教育指導普及部, 部長 (60189298)
渡辺 実 (1993) 上智大学, 文学部, 教授 (20026678)
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研究分担者 |
LEWIN Bruno ルール大学, 文学部, 教授
SHULMAN Ffa メリーランド大学図書館, 東アジア図書部, 部長
STEFAN Kais 筑波大学, 文芸言語学系・留学生センター, 教授 (20260466)
李 漢燮 高麗大学校, 文科大学・日語日文学部, 副教授
王 宏 上海外国語大学, 教授
伊藤 雅光 国立国語研究所, 情報資料研究部, 室長 (20142763)
江川 清 国立国語研究所, 情報資料研究部, 部長 (30000425)
宮島 達夫 京都橋女子大学, 文学部, 教授 (30099915)
徳川 宗賢 学習院大学, 文学部, 教授 (70000403)
渡辺 実 上智大学, 文学部, 教授 (20026678)
SHULMAN Fran メリーランド大学図書館, 東アジア図書部, 部長
KAISER Stefa 筑波大学, 文芸言語系 留学生センター, 教授
STEFAN Kaise 筑波大学, 留学センター, 教授
西原 鈴子 国立国語研究所, 日本語教育指導普及部, 部長 (60189298)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
1995年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1994年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1993年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 日本語研究 / 海外日本語研究資料 / 文献情報 / データベース / 国立国語研究所 / 国語学会 / 国際化時代 / 日本語研究文献 / 海外の日本語研究 / 文献目録 / 日本語の国際化 / 情報交換体制 / 日本語学 / 日本語教育 |
研究概要 |
平成7年度は本研究の最終年次にあたるため、未収集地域での文献の収集をできる限り完了するとともに、前年度までに収集できた日本語研究文献をデータベース化し、得られた結果を分析することを行った。作業は以下の通りであった。 1.海外における文献調査 (1)1995年1月1日の時点で文献情報収集が完了した地域については、文献名の和訳作業の点検、書誌情報の点検を行ったのち、データベース化を進めた。 (2)海外分担者・協力者全員に対して、文献リストのまとめおよびデータベースとしての提供方法について意見を聴取し、合意を得た。 (3)データ収集が未完了の地域に赴き、収束を計った。 (4)文献の保存状況を調査し、データ公開後の相互情報交換に備えた。 2.データベース構築 (1)機械可得な状態で提供されていない地域からの文献情報をコンピュータ入力し、全体としてデータベース化を進めた。 (2)今後の保守管理・提供の方法について検討した。 3.分析 (1)海外における日本語研究文献がどのように収集され、保管されているか、どのような提供形態があるか、などについて情報をまとめた。 (2)日本語研究文献情報に関して、今回収集した文献を共有しつつ各地域共同で保守管理するもっとも良い方法は何かについて検討した。 平成8年3月1日現在、収集が完了した地域は次の通りである。 北米 中国 台湾 香港 韓国 インドネシア タイ インド イギリス ドイツ フランス イタリア ノルウェー フィンランド オランダ ポーランド ロシア エジプト メキシコ アルゼンチン チリ これらの地域から得られた文献情報は第一次資料として報告書にまとめた。まず冊子体という形を取ったのは、二つの理由による,第一に、多くの地域で電子媒体での文献情報の活用が不可能であり、図書館で閲覧できる冊子体がもっとも活用しやすい文献情報の形態であるという各地域担当者の意見が強かったためである。第二は、各地域からの情報提供の形態が多様であり、様々な文字表記を含む資料を一括コンピュータ化したデータベースの構築が困難だったことである。 電子媒体によるデータベースの構築にはいくつかの問題があった。第一に各地域から提出された資料が複数のコンピュータ機種によるデータであり、処理を担当した国語研究所においてそれらを簡単に処理するハードが不足していた。さらに、前述のように複数の文字表記体系を含むデータであるため、一括処理できるソフトが現時点では存在しなかった。これらの問題は、研究発足当初から危惧されていたことでもあり、時間をかけて解決されるべきことである。データの効率的活用のために今後とも努力を重ねていくことが必要である。日本語研究は今後も世界的規模で進められていくでろう。今回の研究は、将来それらの研究についての情報を集中的にに管理するシステムの基礎を作ったと言えるだろう。
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