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アジア及び太平洋地域における女性政策と女性の社会参画に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 05041033
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関国立婦人教育会館 (1994)
お茶の水女子大学 (1993)

研究代表者

前田 瑞枝 (1994)  国立婦人教育会館, 館長 (50270400)

原 ひろ子 (1993)  お茶の水女子大学, 女性文化研究センター, 教授 (90120831)

研究分担者 中野 洋恵  国立婦人教育会館, 事業課, 研究員 (60155786)
田口 理恵  お茶の水女子大学, 大学院, 博士課程
江藤 双恵  一橋大学, 大学院, 博士課程
瀬田 智恵子  国立婦人教育会館, 事業課, 事業課長
上村 千賀子  国立婦人教育会館, 事業課, 主任研究官 (70259985)
KARLEKAR Mal  女性開発研究センター, 主任研究員
KIMURAーSTEVE チグサ  カンタベリー大学, アジア学科, 助教授
舘 かおる  お茶の水女子大学, 女性文化研究センター, 助教授 (50155082)
鄭 鎮星  韓国徳成女子大学校, 社会学科, 副教授
大澤 真理  東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (50143524)
黄 育馥  中国社会科学院, 文献息信中心, 研究員
村松 安子  東京女子大学, 文理学部, 教授 (30086285)
原 ひろ子  お茶の水女子大学, 女性文化研究センター, 教授 (90120831)
KIMURA-STEVEN Chigusa  University of Canterbury, Associate Professor
CHUNG Chin-Sung  Duksung Women's University, Associate Professor
HUANG Yufu  Chinese Academy of Social Sciences, Professor
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1994年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1993年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
キーワード女性 / 女性学 / 婦人教育 / 女性政策 / 社会参画 / ジェンダー / 開発と女性 / アジア・太平洋地域
研究概要

平成5年度においては下記の通り調査研究を行った。
中国では、中国社会科学院、北京大学、上海社会科学院、中華全国婦女連合等を訪問し、北京、上海などの大都市と周辺の小都市、それを取り巻く農村部という地域差を考慮に入れつつ、社会経済発展の担い手としての女性の役割について調査を行った。
韓国では、徳成女子大学校社会学科、梨花女子大学校女性学研究所、韓国女性開発院等を訪問し社会政策の内がどのような側面で男性に有利に形成されているのか、あるいは、女性に有利に形成されているかについて、政決定過程、法体系の構造、社会習慣等の要因を考慮しつつ調査を行った。
オーストラリアでは、シドニー大学、モナシュ大学、メルボルン大学、オーストラリア国立大学、女性の地位担当局等を訪問し、女性のジェンダー形成システムの分析を行い、女性学プログラムや女性の参画との関連を明らかにした。
ニュージーランドでは、女性政務省、教育省、カンタベリ-大学、ビクトリア大学、クライストチャーチ・ポリテニック等を訪問し、ニュージーランドにおける女性学教育の理論と実践について分析考察した。また、1993年はニュージーランド女性参政権獲得100周年にあたるため、歴史研究者の会議や政府主催の行事に参加するとともに、現代の女性政策につながる歴史的考察も行った。
更に、平成6年度行った調査研究は下記の通りである。
インドネシアでは、女性の役割省、中央統計局、福祉統計局、ボゴール農科大学、サチャワチャナキリスト教大学、女性資源開発センター、インドネシア大学、ガジャマダ大学、女性グループ等を訪問し、社会経済発展の担い手としての女性の役割、女性学の展開について調査研究を行った。
タイでは、ESCAP社会開発部、アジア工科大学、タマサート大学、チュラロンコン大学、コンケン大学、農村女性グループ(大根プロジェクト)等を訪問し、タイにおける女性学の発展、女性学研究者のライフヒスリ-の聞き書き、「開発と女性」と女性政策の関連等について調査研究を行うとともに、関連文献の目録を作成した。
インドでは、URMULトラスト、SNDT女子大学等を訪問し、女性のエンパワーメントについての事例研究、女性リーダーのライフヒストリーの聞き書きを行うとともに、インドでの女性学の発達がエンパワーメントに及ぼす影響についての考察を行った。
インドについては、調査予定時期直前に訪問機関、団体の所在地近辺でペストが発生したとのニュースが入ったためやむを得ず日本側研究者による調査を中止し、インドの研究者が予定された研究をカバーした。
全般において当初に計画した研究目的及び研究計画は十分に遂行された。現地調査先である大学・学術機関、官公庁、民間団体等の関係者の大部分は極めて協力的であり、日本の文部省が女性学に関するこのような研究チームをアジア及び太平洋地域に派遣していることを高く評価していた。
日本における合同研究討議では、(1)女性の社会参加のためのエンパワーメントの手段として、女性学教育が非常に有効であることが各種の事例によって実証された。(2)従来の同地域での研究が欧米志向で、かつ相互交流を欠いていた点を克服し、新たな知見を提起した。
今後の研究課題として、女性のエンパワーメント、日本も含めたアジア太平洋地域における女性政策および女性学研究、教育、女性の活動とネットワークとの関係についての研究等があげられた。

報告書

(2件)
  • 1994 研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] KARLEKAR,MALAVIKA: "CASE STUDIES OF WOMEN'S EMPOWERMENT IN INDIA" ASIAN WOMEN'S STODIES JOURNAL,KOREA. I (FORTHCOMING). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 村松安子: "中国の女性事情を垣間みる" 東京女子大学学報. 12月25日. 3 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 舘かおる: "女性参政権とニュージーランド 女性参政権百周年にちなんで" 季刊女子教育もんだい. No58. 92-94 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 舘かおる: "オセアニアの教育とジェンダー(仮題)" 季刊女子教育もんだい. No60. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 舘かおる: "女性参政権とジェンダー" ライブラリー相関社会科学 2 ジェンダー. 6月号. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬田智恵子: "女性学を想う-オーストラリア・ニュージーランドの旅から-" 女性教養(日本女子社会教育会). (予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬田智恵子: "「国際家族年」へのとりくみ-オーストラリア・ニュージーランド-" 子ども家庭福祉情報. 8. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬田智恵子: "オーストラリア・ニュージーランドにおける女性の生涯学習-社会参加促進のために-(仮題)" 社会教育(全日本社会教育連合会). (予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 舘かおる: "『学校知とジェンダー』所収 (「教育政策とジェンダー」)" 明石書店 (未定), (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 瀬田智恵子: "台東女性ネットワーク第1回(平成6年3月6日)報告書 (「私たちのこと.世界の女性のこと」)" (未定), (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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