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礼文島と北米に生育するアツモリソウ属の生態比較及びmt.DNAによる識別の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05041118
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
研究機関北海道教育大学

研究代表者

谷口 弘一  北海道教育大学, 附属教育実践研究指導センター, 教授 (60002771)

研究分担者 平塚 保之  Forestry CANADA Northern Forestry Center, 科学者
水上 広志  WANE STATE UNIV., 教授
鈴木 順雄  北海道教育大学, 釧路校, 教授 (30002679)
長島 時子  恵泉女学園短期大学, 助教授
高橋 庸哉  北海道教育大学, 附属教育実践研究指導センター, 助教授 (60236297)
沼田 真  千葉大学, 名誉教授 (10009037)
今堀 宏三  大阪大学, 名誉教授 (80029602)
三浦 清  北海道大学, 農学部, 助教授 (50001459)
庄司 太郎  国際基督教大学, 理学科, 教授 (90052216)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
キーワードラン / 人工受粉 / アツモリソウ属 / レブンアツモリソウ / 自然保護
研究概要

研究目的
アツモリソウ属は、北半球にのみ生育する稀少植物である。ワシントン条約でも保護種として指定されている。日本には、クマガエソウ、アツモリソウ、ホテイアツモリソウ、レブンアツモリソウ、キバナアツモリソウ等6種が生育している。環境庁は「種の保全法」に基づいて、1993年、レブンアツモリソウを指定した。アツモリソウ属は、組織培養の技術は確立していない。このため人工受粉種子の形成を行い、これを地まきするか、純粋培養するかの手法を取り入れている。人工受粉種子の地まきによる発芽には成功し、幼苗を作ることができるが、これが開花するまでは、まだ10年近くを要する。種子の純粋培養についても培地でプロトコーム形成から1年間は成長させることができるが、これ以上は成長しないで枯死する。
本研究は、カナダ・エドモントン周辺、アメリカ・デトロイト周辺のアツモリソウ属の生態調査を行うことを目的とする。この方法は、1)形態記録〔根の発達を含む〕2)人工受粉3)被度調査4)ラン菌抽出、染色体測定、mtDNA解析のための資料収集、5)土壌分析のための資料収集、6)生育地の気象データ資料の収集7)調査地域のcyp.の保護、増殖技術の現状の把握を行うことを目的とする。
調査結果
1993年6月11日から21日までカナダ・アメリカの調査を行った。カナダはエドモントン周辺を6月11日から6月16日まで、アメリカはデトロイト周辺を6月17日から6月20日に調査を行った。カナダでは、分担者、平塚の案内でエドモントンからロ-キ-周辺を調査し、Yellow Lady Slipper 3カ所、Franklins L.S.Albino Moccasin Flowerの生育地での生態調査を行った。特にObed Summittoでは、根の生態について詳しく調査した。アメリカでデトロイトを基地として五大湖周辺を調査した。水上とMr.CaseとによってCaseの家にある栽培したものの中にMountain L.S.を見ることができた。五大湖周辺では、Yellow L.S.Pink L.S.Showyを調査した。
今回は、初めてのフイールド調査であり、分布生態については一応の目的を達した。
研究目的の4)ラン菌抽出、染色体、DNA解析は資料の収集を十分行うことができず、今回は、その実験結果を出すことができなかった。
2月24日から3月6日は種子培養、資料収集、新年度の計画について実験後打合せを行った。
平成7年度以降、本研究を継続して行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 研究成果報告書概要

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公開日: 1995-02-07   更新日: 2016-04-23  

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