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日韓両国沿岸における底生生物の多様性と分布並びに利用

研究課題

研究課題/領域番号 05044208
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
研究機関東京水産大学

研究代表者

有賀 祐勝  東京水産大学, 水産学部, 教授 (10017022)

研究分担者 KOH ChulーHwa  ソウル国立大学, 教授
LEE In Kyu  ソウル国立大学, 教授
能登谷 正浩  東京水産大学, 水産学部, 教授 (80208371)
菊地 永祐  東北大学, 理学部, 助教授 (00004482)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
キーワード海藻 / 底生動物 / 潮間帯 / 河口域 / 多様性 / 分布 / 日本 / 韓国
研究概要

ソウル大学を訪問し,韓国側研究分担者の李仁圭教授及び高哲煥教授と研究打ち合せを行ない,あわせて日韓両国における海産底生生物研究の現状及び今後の研究のあり方について情報と意見の交換を行なった。また,韓国における底生生物の研究に関する成果はほとんど韓国の国内誌に発表されているので,韓国誌について文献調査を行なった。
韓国の海藻についてはソウル大学の李教授の研究室が調査研究の中心的役割を果しており,多くの文献を入手すると共に,韓国東北部海岸の海藻植生の現状視察を12月に実施した。また,韓国南東部海岸については3月に現地視察を実施し,現状の把握に努めた。
韓国に面した日本の日本海沿岸の海藻植生については,日本国内発行の研究誌ならびに水試等の出版物を中心に資料の収集を行ない,それらの整理を実施中である。
韓国の底生動物研究の歴史は浅く,研究者も少ない。そのため,分類学的研究の割合が最近まで高かったが,現在は高教授を中心として,多毛類を中心とした群集レベル(種多様性,分布)の研究が各地で精力的に進められている。韓国の底生動物の研究では,2枚貝の増養殖に関連した応用的研究の占める割合が多い。また,韓国西海岸は潮位差が極めて大きいために世界でも有数の広大な干潟が発達しており,西海岸の干潟が韓国の底生動物の多様性と分布を特徴づける重要な生態系のひとつとなっている。そこで,仁川にある韓国西海水産研究所を訪問し,浅海域における底生動物の増養殖の現状について説明を受けると共に,仁川近郊の干潟の現状を視察した。
底生動物に関する国内研究としては,宮城県七北田河口域において研究を進めており,この結果をも含めて,日韓両国の河口域の比較を更に進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 松政正俊・菊地永祐: "底生小型甲殻類の分布と流れ" 海洋. 25. 269-276 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 菊地永祐・向井宏: "生物攪拌:ベントスによる環境改変" 日本ベントス学会誌. 46. 75-95 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Matsumasa,M. and E.Kikuchi: "Distribution of small benthic crustaceans in relation with water flow" Kaiyo. 25. 269-276 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kikuchi,E. and H.Mukai: "Bio-perturbation: Modification of environments by benthos" J. Benthos Res.46. 75-95 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要

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公開日: 1995-02-07   更新日: 2016-04-21  

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