研究課題/領域番号 |
05045040
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 大学協力 |
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
藤目 幸擴 (1994-1995) 香川大学, 農学部, 教授 (60036051)
藤目 幸拡 (1995) 香川大学, 農学部, 教授
真部 正敏 (1993) 香川大学, 農学部, 教授 (90035981)
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研究分担者 |
WARUNEE Vara カセサート大学, 食品開発研究所, 助教授(部長)
OUAB Sarntho カセサート大学, 農学部, 助教授
SURANANT Sub カセサート大学, 農学部, 教授(副学長)
THANONG Pukr カセサート大学, 農工学部, 教授(学部長)
田村 啓敏 香川大学, 農学部, 助教授 (00188442)
片岡 郁雄 香川大学, 農学部, 助教授 (60135548)
市川 俊英 香川大学, 農学部, 教授 (40101224)
SURANANT Subhadrabandhu Professor, Faculty of Agriculture, Kasetsart University
藤目 幸擴 香川大学, 農学部, 教授 (60036051)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | タイ国 / 熱帯果樹 / 蔬菜 / 栽培 / 生理生態的特性 / 植物防疫 / 加工特性 / 流通 / 熱帯蔬菜 / 防除 / 組織培養 / 野生種 / パパイヤ / イチゴ / 優良苗 / タイ王国 / 果実品質 / 加工 |
研究概要 |
本研究は、文部省の援助のもと1993年から1995年の間に行われたタイ国カセサート大学農学部と香川大学農学部との共同研究である「熱帯果樹及び蔬菜の生産に関する研究-その栽培と加工」の成果を取りまとめたものである。本共同研究では、タイ国における熱帯果樹及び蔬菜の栽培状況、生理生態的特性、植物防疫並びに加工特性について調査した。 タイ国における果樹及び蔬菜は独特の異国情緒を持っていることでよく知られている。タイ国の生産者は農産物の利用と同様に栽培技術を熟知しているが、天候に依存した伝統的な栽培法のために、それらの生産及び価格は年々変動している。近年、熱帯果樹及び蔬菜の多くの種類がタイ国で栽培され、地方及び海外市場において大きな成功を収めており、食品加工技術の進歩により市場開拓の大きな可能性をもっていると考えられた。 タイ国における蔬菜の生理生態的特性では、今後熱帯地域で栽培の見込みまれる冷涼季蔬菜のうちイチゴ並びにシュンギクの発育特性について調査した。イチゴの花芽発育段階は7段階に分化時期は品種により異なった。また、休眠の特徴は葉柄及び小葉の短縮、T/R率の減少、地下部乾物重の増加であることが明らかとなった。一方、シュンギクの花序発達は10段階に分けられた。花序の形成は長日・低温並びに長日期のGA処理で促進された。 草本類と比較して果樹の多くは試験管内の条件では処置しにくく、個々の果樹に関して、導入及び増殖過程だけでなく発根と順化の過程においても特別な技術を開発しなければならない。そこで、熱帯果樹のパパイヤ、レンブ、チェリモヤの試験管内大量増殖を検討したところ、それらの生産効率を増加させるため、試験管内大量増殖での個々の段階における重要な操作を開発することができた。 タイ原産蔬菜の栄養価として脂質、タンパク質、ビタミンA,B,C,D、カルシウム、リン及び鉄分を調査した。これらのいくつかの種類は栽培地域で固有の呼称をもち、またそのうちの数種はその地域に限定されていて他のものとは完全に異なっていた。食用に供する部位、利用方法及び薬用としての使用法はその地方の栽培と経験によって説明されていた。タイ原産蔬菜の生産と消費の促進は、身体の機能上に重要であると考えられた。 日本及びタイ国で栽培されているカンキツ類の果皮及び搾汁における揮発性成分のP&Tヘッドスペース分析を行った。スダチ果皮からの採取により、46種の成分が鑑定された。更に、SDE抽出による精製油にはみられない16のピークを発見した。揮発性成分の間に7つのテルペンを確認した。タイ国で成育した3種類のカンキツの芳香成分を分析し、日本のカンキツと比較したところ両者の芳香に質的な違いが認められた。 バンコクの卸売り及び小売り店では蔬菜の収穫後の品質低下を見積もっていた。品質の低下は蔬菜の種類、輸送距離とのその様式、収穫の質、包装の方法と大きな並びに季節によって9〜35%までの範囲で変動した。ホウレンソウなどの蔬菜類は最も敏感で重量の減少が大きく、ニガウリは最も減少が少なかった。長距離の輸送は短距離と比較して品質低下が激しく、船舶による輸送はトラック輸送よりも品質低下が少なかった。 作物の生産体系において害虫を管理することは統合的に行われ、それは作物の種類・生産場所・生産量・病虫害によって変えられる。対照の評価の成功のための体系的な研究及びその方法論は各々の作物生産体系を厳しく観察しなければならなかった。 モスキートバグはカシュー栽培において最も重要な害虫であった。カシューの花枯れ等はこれらの虫害であった。生活環、加害の形式並びにこれら虫害の対照法はカシュー栽培の改善のために調査を行った。
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