研究課題/領域番号 |
05151056
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
岡田 秀親 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30160683)
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研究分担者 |
福岡 良博 東北大学, 医学部, 助手 (00134049)
野中 勝 名古屋市内大学, 医学部, 助教授 (40115259)
瀬谷 司 大阪府立成人病センター, 主幹
岡田 則子 福岡大学, 医学部, 助教授 (20160682)
藤田 禎三 福島県立医科大学, 教授 (20134223)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1993年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
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研究概要 |
1)ヒト補体制御因子HRF20(CD59)のcDNAを遺伝子導入細胞の選択マーカーに応用する方法を開発。 2)ラット補体制御因子である512抗原の解析を行いcDNAもクローニング。 3)ラット補体制御因子の組織分布を解析。 4)モルモット補体制御因子のcDNAをクローニング。 5)リコンビナントC3aを腫瘍細胞と混合して接種すると担癌動物に延命効果を認めた。 6)4種のグリオーマ細胞株すべてにMBP(mannose binding protein)が特異的に結合しレクチン回路で補体を活性化することを認めた。 7)C5aレセプターに対するモノクロナール抗体を作成。 8)バーキットリンパ腫培養細胞株を5-azacytidine処理するとHRF20の発現が高まることを知った。 9)補体制御膜因子の一つであるMCPは麻疹ウイルスのレセプターであることを発見した。このウイルスで補体反応性が出現する機序に関与すると考えられる。 10)自己補体C3を活性化し、細胞の接着促進等を誘起する膜蛋白が癌細胞に存在し、その一つをヒト骨髄腫細胞株より精製し、それに対するモノクローナル抗体も作成した。 11)癌細胞ではMCPがupregulateされ、しかも特異なalternative splicingにより癌患者血清中にも可溶型MCPが放出されることも明らかにした。 12)補体のレクチン経路の活性化作用を司るMASP(MBP-associated serin protease)のcDNAをクローニングした。
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