| 研究課題/領域番号 |
05151058
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| 研究種目 |
がん特別研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究機関 | 奈良県立医科大学 |
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研究代表者 |
小西 陽一 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00075061)
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| 研究分担者 |
石川 治 大阪府立成人病センター, 研究所, 室長
森 幸雄 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教授 (30082986)
三輪 正直 筑波大学, 医学部, 教授 (20012750)
関谷 剛男 国立がんセンター研究所, 腫瘍遺伝子研究部, 部長 (70142651)
高橋 道人 国立衛生試験所, 病理部, 部長 (30080005)
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| 研究期間 (年度) |
1993
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| 研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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| 配分額 *注記 |
12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
1993年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
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| キーワード | 膵癌 / ハムスター / BOP / K-ras / P53 / 膵液 / 膵石症 / ERCP |
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| 研究概要 |
ハムスターにおけるニトロサミンによる膵発癌系において、アルピリンとソマトスタチンのアナログの膵外分泌抑制物質は膵発癌を促進し、ニトロサミンの硫酸拘合反応阻害剤であるdehydroepiandrosterone-salfate(DHAS)と3〓-phosphoadenosine-5-phosphate(PAP)と蛋白分解酵素であるcamostatは膵発癌を抑制した。(小西、高橋)ヒト膵癌に関与する遺伝子について変異ras遺伝子の全てがK-rasであり、しかも変異がコドン12に高頻度に存在することが特徴で、又、K-ras遺伝子に変異をもつ腫瘍がさらにp53遺伝子異常を示す割合は63%であり、膵癌発生にはK-ras遺伝子とp53遺伝子双方の異常の蓄積の関与することが明らかにされた。(関谷、石川)膵液中の細胞に対するK-ras遺伝子の変異の検出は、膵癌の確定診断に適したものではなく、(三輪)非膵癌症例の同一膵内の正常膵管上皮と粘液過形成上皮に対する詳細な検索にて、K-rasの点突然変異は多中心性に起る変化であることが判明した。(柳沢)膵のpapillary cystic(solid cystic)tumorにおいて2/5例にK-rasの点突然変異が検出された。(三輪)膵発癌性ニトロサミンであるBOPとその代謝関連物質をハムスターに投与すると、胆汁中と膵液中でBOP,BHPとHPOPが検出され、膵液は突然変異原性を示すことより膵管癌の発生に対する膵液の関与が強く示唆された。(森)糖尿病と慢性肝炎の病態を兼ねる膵石症の膵癌り患の危険率は、大阪府癌登録による性、年令階級別り患率から膵癌発生数/期待値を算出すると非膵石症に較べて52倍高値であった。(石川)ラットに銅欠乏食を投与すると腺房細胞のアポプトーシスにより腺房は萎縮して線維の増生が見られ、この実験系の膵発癌への影響を検討して行く意義が見い出された。(石川)雑種成犬に対するERCPの手法が開発され、ERCPよりENNGを投与すると膵管癌が発生し、その早期膵管像とERCP所見の対比が可能となった。(鎌野)
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