研究課題/領域番号 |
05152042
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浅野 喜博 東京大学, 医学部(医), 助教授 (70114353)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1993年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 活性化リンパ球 / アポプトーシス / クラスI分子 / 細胞死 |
研究概要 |
本研究は、活性化リンパ球に特異的に補体非依存性に、apoptosisや壊死とは異なる形態の細胞死を引き起こす、MHCクラスI様分子と反応する抗体(RE2抗体)の作用機構の解明と、その治療への応用を目的としている。今年度の解析で以下の知見が得られた。 1、活性化リンパ球からのRE2抗体沈降物を用いて昨年度作製した、RE2抗体と同様の細胞死を誘導する抗体(S27抗体)を用いて、RE2抗体・S27抗体の共通に認識する分子の解析を行なった。リンパ球上の抗原決定基を種々のマウス系統について調べると、2つの抗体の認識する分子の分布が同一ではないことが明らかになった。 2、RE2抗体で免疫沈降した分子をS27抗体を用いて検出すると、43〜47kd(pI5.0-5.5)、52〜53kd(pI5.0)、および85〜90kd(pI5.5-6.0)の3種の分子群が得られた。現在、これらの分子の精製を行なっている。 3、T細胞クローンからOkayama-Berg法により作製したcDNAライブラリーを用いて、RE2分子をコードするcDNAの発現スクリーニングを行なった。その結果、H-2K^k分子をコードするcDNAが得られた。しかし、RE2抗体と同様にH-2K^kクラスI 分子と反応するRE4抗体が細胞死を誘導しないことから、H-2K^k分子が細胞死誘導の標的分子とは考えられない。現在、H-2K^k以外の分子でRE2抗体・S27抗体と反応するcDNAクローンを検索中である。
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