研究課題/領域番号 |
05152078
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉崎 和幸 大阪大学, 医学部, 講師 (90144485)
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研究分担者 |
山西 弘一 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (10029811)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1993年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | Castleman's disease / リンパ球増殖性疾患 / bcl-2 / 抗bcl-2抗体 / IL-6 |
研究概要 |
1.ヒトbcl-2に対するモノクローナル抗体の作成 IgMクラス133種、IgGクラス136種作成した。IgGクラスの方がaffinity強く、Western blotにてbcl-2α及びγ両分子結合ばかりであることを確認した。 2.抗bcl-2抗体を用いた単離細胞の染色 単離細胞をホルマリンで固定し、サポニンにて透過性を高めた後抗bcl-2抗体を用いてindirect immunostainingを行ない、FACSにて解析した。B細胞株を用いて検索したところ従来市販のものよりも強いaffinityを示す抗体、II-526とII-177を見出した。 3.染色特異性の検討 本抗体による細胞染色の妥当性を胸腺細胞を用いて検討した。胸腺細胞は大別して、CD4^-8^-,CD4^+8^+,CD4^+8^-,CD4^-8^+に分けられ、CD4^+8^+においてbcl-2の発現低下が生じるといわれている。本抗体において、bcl-2陽性細胞はCD4^-8^-では98%、CD4^+8^+では79%、CD4^+8^-では99%、CD4^-8^+では100%で、mean fluorescence intensityもCD4^+8^+のみ低下を示した。これらの結果より、本抗体はbcl-2発現検索に有用であることが明らかである。 4.扁桃Bリンパ球のbcl-2発現 扁桃リンパ球を汎BCD19と活性化Bにて発現するCD38を用いて分画し、その各々の細胞内bcl-2発現を検討した。その結果CD38^-では陽性であったが、CD38^+では陰性であった。即ち、活性化B細胞になるとbcl-2のdown-regulationが生じると考えられる。 5.IL-6の骨髄種細胞株内bcl-2発現に対する影響 RPMI-8226はIL-6に無反応の骨髄種株であるが、bcl-2を強く発現している。そこでIL-6を加えて培養しbcl-2発現量の変化を検討した。その結果、全くbcl-2の発現には変化が認められなかった。
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