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レドックス蛋白質の機能解析および癌診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 05152114
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関自治医科大学

研究代表者

西田 淳二  自治医科大学, 医学部, 助教授 (80228189)

研究分担者 田中 智之  自治医科大学, 医学部, 助手 (50227154)
本田 浩章  自治医科大学, 医学部, 助手 (40245064)
境 隆一  自治医科大学, 医学部, 助手 (40215603)
平井 久丸  東京大学, 医学部, 講師 (90181130)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードレドックス / ストレス蛋白質 / 転写調節 / 転写因子
研究概要

生体構成蛋白質のレドックス反応は、細胞に加えられた酸化ストレスに応答する一連の反応を引き起こすと同時に、多くの転写因子や増殖因子受容体を活性化し細胞増殖を調節していると考えられている。レドックス反応を触媒する生体内酸化還元因子の候補として、PDI(protein disulfide isomerase)やTrx(thioredoxin)に加え、PLc-alphaが挙げられている。我々は大腸菌により発現させたPLC-alpha蛋白質を用いてインスリン還元アッセイを行いreductase活性を証明し、トランスフォームした細胞においてPLC-alpha蛋白質が高発現していることを見い出した。さらにPLC-alpha蛋白質は24アミノ酸からなるシグナルペプチドが存在し分泌蛋白質であることを示した。我々はトランスフォームした細胞におけるPLC-alphaの転写活性化機構を解明すべく、マウスゲノミックライブラリーよりPLC-alpha遺伝子のプロモーター領域を得てルシフェラーゼ遺伝子につなぎ、NIH3T3細胞に導入して転写活性化領域を固定したところ、その領域にUPRE(unfolded protein response element)を相同性のある塩基配列が存在し、ストレスによって結合蛋白質が誘導されることを見い出した。(論文投稿中)UPREとは酵母のStress-70ファミリーに属するKAR2遺伝子の転写を制御する調節領域で22塩基対からなり、ストレスによるunfolded proteinの蓄積に応答して転写を活性化するとされている。今後これらの新和見に基づいて、(1)ストレス応答におけるPLC-alphaの役割を解析し、また(2)UPRE結合蛋白質の遺伝子単離を試みる予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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