研究課題/領域番号 |
05152122
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
西川 克三 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10029960)
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研究分担者 |
中西 義信 金沢大学, 薬学部, 助教授 (40172358)
吉竹 佳の 金沢医科大学, 医学部, 講師 (00150764)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | bFGF / 細胞核 / 転写 / 固形腫瘍 / 向核シグナル / マイクロインジェクション / リコンビナント / 単クローン抗体 |
研究概要 |
1.ヒト高分子量型bFGF(24kDa-bFGF)遺伝子のN末端領域に対応する部位はGC含量が高く、大腸菌で発現し難いので、コドンバイアスに合わせてできるだけATに置換した224bpのDNA断片を合成した。この断片で置換したDNAを大腸菌に導入したところ24kDa-bFGFの良好な発現が見られた。大腸菌抽出液から同蛋白質を精製した。一方、リコンビナント18kDa-bFGFも同様に大腸菌で発現させて精製した。 2.精製した24kDa-bFGFは3T3細胞のレセプターへの結合、DNA合成の促進および培養毛細血管内皮細胞の増殖促進活性などをもっていたが、18kDa-bFGFに比べて比活性は幾分低かった。この比活性の低さはレセプターへの親和性が24kDa-bFGFの方が低いという結果と対応していた。 3.bFGFを産生していないBALB/c3T3細胞の細胞質部位に24kDa-bFGFをマイクロインジェクトしたところ、2時間以内に核移行することが免疫蛍光染色法によって観察された。この核移行は選択的移行を疎害する小麦胚レクチン(WGA)によって抑制された。18kDa-bFGFも同様の実験において核移行したが、WGAの疎害効果は弱く非選択的な核膜透過によるものと思われた。 4.24kDa-bFGFが核に局在しているA431細胞の核にbFGFの中和単クローン抗体をマイクロインジェクトして、その後のDNA合成を観察したところ抑制する傾向が見られた。また、無細胞転写系におけるホスホグリセリン酸キナーゼ2遺伝子の転写促進は18kDa-bFGFと同様に24kDa-bFGFでも見られたが、高濃度では抑制する傾向にあった。これらの実験については現在も検討中である。
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