研究課題/領域番号 |
05201103
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
久米 均 東京大学, 工学部, 教授 (10011222)
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研究分担者 |
棟近 雅彦 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (10200247)
中條 武志 中央大学, 理工学部, 助教授 (40198106)
鈴木 和幸 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (00130071)
飯塚 悦功 東京大学, 工学部, 助教授 (50017448)
宮村 鐵夫 中央大学, 理工学部, 教授 (20106892)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | ソフトウェア / 品質保証 / 品質技術 / 設計方法論 / ソフトウェア・テスト / 要求分析 / 品質評価 / 信頼性保証 |
研究概要 |
本年度は、研究テーマとして取り上げた、(1)ソフトウェア品質保証システム、(2)設計の方法論、(3)テストの方法論、(4)製品品質さ評価、(5)信頼性計量のうち、主に(4)と(5)に取り組んだ。また、2年間の継続課題の最終年度であることから、2年間の研究の総括を行った。 研究の効率的遂行のために導入したLANを活用し、基礎的データとして収集したソフトウェア不具合事例の共有と分析・考察、及び信頼性データの解析方法に関する意見交換を活発に行った。日程を調整して会議を開催する頻度が著しく減少し、研究の効率化に大いに寄与した。 ソフトウェアの品質を評価する際には、いわゆる不具合などの存在によって機能が発揮されないこと、使い易さ、移植のしやすさ、及び性能など、様々な側面からの評価が必要である。通常の工業製品のように、寸法や強度などといった物理的な尺度だけでは計測できない。「使い易さ」を物理的な尺度に変換して設計に役立てるためには、人間工学的なアプローチも必要である。本研究では、主に内的尺度によって評価可能な製品品質、及び信頼性について検討を進めてきた。ユーザによる評価やテストによる評価など、評価の「場」が異なることにより検出される現象が異なるため、信頼性モデルの母数推定にあたっては、そのフィールドがどのようなものであるか、それぞれの不具合現象が検出される確率がフィールドによってどのように変化するかを考慮にいれて行う必要がある。このような状況は、外的尺度による品質評価においても同様であり、今後もこの点について検討を加えていく。
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