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比較の手法にもとづく環境リスクと対応の評価

研究課題

研究課題/領域番号 05201105
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関滋賀県琵琶湖研究所

研究代表者

中村 正人  滋賀県琵琶湖研究所, 総括研究員 (10237430)

研究分担者 永瀬 久光  岐阜薬科大学薬学部, 助教授 (40141395)
東海 明宏  岐阜大学工学部, 土木工学科, 助教授 (90207522)
研究期間 (年度) 1991 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードリスク / 比較 / リスク管理 / 地下水 / クロム / 途上国 / 直接投資 / 有害廃棄物
研究概要

広範に存在する環境リスクを社会がどう受けとめ、対応の仕組みがどう形成されているかをいくつかの手法で比較し、わが国の環境リスク対応の政策課題の一端を明らかにするのが本研究の目的である。平成3年度は、わが国の硝酸性窒素地下水汚染とアメリカ合衆国における果物への残留農薬汚染をとりあげて地下水汚染のリスク対応の比較を行うと共に、アンケート調査を通し環境リスクの知覚に関する分析を行った。平成4年度は勇気塩素系農薬使用禁止以降の環境動態の検討と、DEMATEL法によるアンケート調査を通し、リスク評価の技術的課題について検討した。
本年度は、リスク事象の展開経緯と変遷の構図を時間と空間の広がりを意識して比較し、わが国の環境リスク対応の制度上かの特徴と課題を検討した。時間的広がりを意識して採用したのは初年度事例とは別のクロム漏洩地下水汚染事例である。汚染発生以降の経緯と健康リスク情報の獲得について考察し、米国における法・制度との比較ものとで、わが国のリスク対応の一つの特徴である「リスクの封じ込め」について検討した。空間的広がりを意識して採用したのは途上国への直接投資にともなう有害廃棄物問題で、リスクの越境移送と現地における対応、特に諸国のリスク対応が相互に干渉しあう際の齟齬の問題について、上記地下水汚染事例の分析を比較のベースに含めて考察した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 東海明宏: "環境水質の計測・評価の枠組" 日本水環境学会年次講演集. 27. 302-303 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 東海明宏・中村正人: "知覚された環境リスクの比較分析" 環境システム研究. 20. 333-338 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 東海明宏・中村正人: "リスクの相対比較" 日本リスク研究学会誌. 5(1). 75-77 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 東海明宏: "環境中化学物質のリスクアセスメント" 第5回環境化学研究会. 5. 7-13 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村正人: "マレーシアの有害産業廃棄物問題と企業進出国・日本の責務" 資源環境対策. 29(3.4). 207-214 319-325 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村正人: "途上国直接投資と環境技術協力の乖離" 日本水環境学会年会講演集. 28. 822-823 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 東海明宏: "環境地盤工学入門(農薬汚染節を分担執筆)" 土質工学会, (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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