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科学技術の体制転換問題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05201109
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

吉岡 斉  九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 教授 (30174890)

研究分担者 岩田 弘三  大学入試センター研究開発部, 助手 (70176551)
澤田 芳郎  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30206023)
松本 三和夫  城西大学, 経済学部, 助教授 (50157385)
荒井 克弘  広島大学, 大学教育センター, 教授 (90133610)
中山 茂  神奈川大学, 経営学部, 教授 (40012348)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード高度技術社会 / 科学技術政策 / 軍民転換 / 民営化 / マンパワー政策 / 企業科学 / 科学文明 / 戦後体制 / 科学技術体制 / テクノキャピタリズム / プライバタイゼーション / 持続可能性 / 核不拡散問題 / コンバージョン / 発展限界問題 / 科学技術移転
研究概要

本研究の目的は、現在進行中の国際政治経済体制の転換が、世界及び日本の科学技術活動のありかたに及ぼす影響について、体系的見取図を描くことである。そのためには、次の2つの作業が必要である。第1は現在進行中の世界史的は「体制転換」過程についての歴史的枠組の構築であり、第2は代表的諸問題の具体的分析である。なおこの体系的見取図を作る目的は、21世紀の望ましい科学技術体制のあり方についての「長期ビジョン」作成の基礎を固めることである。
歴史的枠組について、われわれは現在進行中の国際政治経済体制の転換を、2つのライフサイクル過程(戦後体制および科学文明)の、同時進行過程であると理解するようになった。そして1970年頃が、2つのライフサイクル過程に共通する「分水嶺」であったと、考えるようになった。
まず戦後体制のライフサイクルに関連する代表的問題として、次の5つを取り上げた。(1)ロシアの科学技術体制の再編・再建の方途と、そこにおける中央政府と民営化政策の役割。(2)政府主導・軍事志向のアメリカン・モデルの再編の方途(3)アメリカン・モデルに代わる、新たな科学技術体制ビジョンのあり方。(4)国際核不拡散体制の不安定化の現状と、安定化のための方途。(5)核エネルギー事業の民営化のあり方。
次に科学文明のライフサイクルに関連する代表的問題として、次の3つを取り上げた。(1)進化論的な企業科学構造モデルの構築。(2)科学技術活動のセンター移動に関する批判的分析、及びその前提としてのセンター概念の再吟味、さらにセンター移動論と関連付けての、国際マンパワーの移動の分析。(3)「脱工業化社会」における優れたマンパワーの「科学技術離れ」の分析(子供と大人の「科学技術離れ」の比較分析。

報告書

(2件)
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 吉岡 斉: "科学技術文明の持続可能性理論の構想" 年報科学・技術・社会. 3. 1-32 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "日本の原子力体制の形成期における科学者の役割" 歴史学・地理学年報(九州大学教養部). 18. 71-97 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "空洞化に直面する日本の学術研究体制" 公明. 397. 152-160 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 岩田弘三: "入試データからみた受験生の「理工系離れ」の真偽" 研究・技術・計画. 9. 1-8 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中山茂、吉岡斉編著: "戦後科学技術の社会史" 朝日新聞社, 376 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中山茂、後藤邦夫、吉岡斉編著: "通史-日本の科学技術" 学陽書房, 2000 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "戦後日本のプルトニウム政策史を考える" 年報 科学・技術・社会. 2. 1-36 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "プライバタイゼイションに明日はあるか" 公明. 380. 150-158 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡 斉: "テクノキャピタリズムの持続可能性に関する試論" 年報 科学・技術・社会. 3(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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