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身振りと延滞模倣の縦断的発達研究

研究課題

研究課題/領域番号 05206209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関奈良女子大学

研究代表者

麻生 武  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70184132)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードふり / 身振り / 象徴能力 / 延滞模倣 / 自閉症
研究概要

平成5年度の重点「認知・言語」の科研費による研究として、以下の3つのことを行った。
(1)筆者の申請テーマである身振りや延滞模倣と理論的に深く関連したテーマである“ふり"について、広く文献にあたり理論的考察を行い、その結果を論文「“ふり"の3つのタイプ」(印刷中)としてまとめた。そこにおいて、筆者は、いわゆる“ふり"を次の3つのタイプに分類した。(1)コミュニケーション行為としての“ふり"、(2)「動作による表象」としての“ふり"、(3)象徴的行為としての“ふり"。そして、大部分の乳幼児の“ふり"は(2)の“ふり"であり、(3)の“ふり"は2歳の誕生日前後に出現するという主張を行った。
(2)筆者が長期に渡って全生活を日誌的に縦断的観察を行った乳児Uの生後2年目のデータについて、その日誌的観察記録(生後2年間で原稿用紙約8千枚)の分析・整理の作業を行った。また、乳児Uの生後2年目のビデオ記録テープを逐語的に文字録化する作業を行った。これらの分析資料の一部を整理し、乳児Uの生後10か月から1歳4か月までの“ふり"の発達についてまとめ、これを1994年3月末の発達心理学会にて発表を行う予定である(発表論文は印刷中)。[(2)に科研費で購入したパソコンを用いていた]。
(3)自閉症児の療育に参加し、その遊びを観察し記録することによって、彼らの象徴能力・ふりの能力の特異性を明らかにする長期的縦断研究を継続して行った。また、自閉症児の“ふり"や象徴能力についてレヴュー的研究を行い、それを1993年度の重点研究の「成果報告」の一部として提出した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 麻生 武: "「動作による表象」としての“ふり"" 日本発達心理学会第5回大会発表論文集. (印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 麻生 武: "中西知海先生還歴記念論文集「人間と世界」(仮題) “ふり“の三つのタイプ" 永田文昌堂 (印刷中), 425-444

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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