研究課題/領域番号 |
05207107
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坪内 良博 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (00027583)
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研究分担者 |
石井 溥 東京外国語大学, AA研, 教授 (90014513)
北原 淳 神戸大学, 文学部, 教授 (30107916)
加納 啓良 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00134635)
山下 晋司 東京大学, 教養学部, 教授 (60117728)
桜井 由躬雄 東京大学, 文学部, 教授 (80115849)
田中 耕司 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (10026619)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
35,000千円 (直接経費: 35,000千円)
1996年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1995年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1994年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1993年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | 地域研究 / 東南アジア / 地域性 / 小人口世界 / 稠密社会 / フロンティア論 / エスニシティ / 複合社会 / 共同体論 |
研究概要 |
4年間にわたる継続研究の最終年度として、本年度は、二つの方向で研究を実施した。一つは、平成6年度の「周辺と境界」および平成7年度の「複合性」のように、東南アジアの地域理解に関わる概念をキーワードとした共通課題を設けた共同研究の推進で、今年度は、東南アジアの「歴史過程と地域性の形成」を共通の課題とすることにした。そして、もう一つは、最終年度にあたるので、これまでの研究成果をまとめるための準備作業に着手することである。5月に今年度の研究打ち合わせ会を開き、9月、12月、3月に研究会を開催した。なお、9月、12月の研究会は、同じ研究クラスターの公募研究班との合同研究会として開催した。 前年度の「複合性」という東南アジアの地域個性に関連して、歴史過程を考慮した「重層性」に注意を払いながら、資源論の立場から、あるいは民族/文化関係論や国家/民族関係論の立場から、そして歴史地域研究の立場から東南アジアの成り立ちについて問題が提起された。また、東南アジアの歴史性と地域性を相対化して理解するために、東アジア(朝鮮)および南アジア(ネパール)との比較が試みられた。今年度のこうした試み、および過去3年間の研究会を経て、当面のところ、地域が形成される要因としての生態、民族、文化、政治・経済圏、そして人々の共通の歴史体験を共有する歴史圏などの概念が整理されるとともに、地域の形成に介在する自然/人口の相互関係が「フロンティア」「周辺」「複合社会」などの地域としての性格を生み出していることが明らかになってきた。こうした成果にもとづいて、来年度には計画研究班および公募研究班による論文集を出版する計画がまとまっている。
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