研究課題/領域番号 |
05207118
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
小島 勝 龍谷大学, 文学部, 助教授 (40140123)
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研究分担者 |
早瀬 晋三 大阪市立大学, 文学部, 助教授 (20183915)
波多野 澄雄 筑波大学, 社会科学系, 助教授 (00208521)
祭史 君 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (50217254)
清水 元 長崎県立大学, 大学院・経済学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 南方関与 / 南進 |
研究概要 |
1.第1回研究会(7月10日(土)於:東洋経済新報社ビル会議室)では、今年度の研究計画に関する打ち合せと各自の研究状況の発表を行なった。 2.第2回研究会(9月15日(水)〜16日(木))では、広島県尾道市の百島、同県内海町の田島及び同県竹原市の忠海にあるマニア出漁漁民の碑を見学した後、広島県立文書館の見学・調査そして同館セミナー室にて早瀬晋三による「フィリピン行き渡航者名簿の分析」、ゲストの嶋陸奥彦・広島大学総合科学部教授による「広島県旅券下付表の分析」の研究報告と討議を行なった。(1)ベンゲット移民期では、戸主や長男の移民が多いこと、(2)職業的には、土木・大工・農業など多様であったのが、やがて圧倒的に農業が多くなることなどが見出されたが、(3)全体としてアメリカの植民地政策下にあった。また、(4)フィリピンへの漁業従事のための移民で広島県内の沼隈・豊田両郡からの移民が多いことなどがわかった。 3.第3回研究会(11月8日(月)〜9日(火)於:筑波大学)では、波多野澄雄の「大東亜会議と大東亜宣言の文脈」とゲストのHenry Frei筑波大学社会科学系助教授の“Japan's Southward Advance and Australia in 1930's"の研究報告と討議を行なった。(1)各民族固有の権利として「民族自決」や日本の「通商自由」の世界への参入を是とした「重光グループ」の活動を評価すべきこと、(2)「戦争目的研究会」と「大東亜共同宣言」との関係についても評価すべきこと、(3)日本の南洋進出の最終段階において、オーストラリアに脅威を与えたのは、真珠湾攻撃から珊瑚海海戦までの5カ月であったこと、(4)海軍は米軍の対日反攻の拠点にならないようオーストラリアの制圧を企図したが、陸軍は米英軍とオーストラリアとの交通遮断を作戦した経緯などが説明された。
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