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変分量子モンテカルロ法による電子状態計算

研究課題

研究課題/領域番号 05215213
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

常行 真司  東京大学, 物性研究所, 助教授 (90197749)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード電子相関 / 変分モンテカルロ法 / 第一原理電子状態計算
研究概要

変分量子モンテカルロ法は、従来の局所密度汎関数法を越えて電子相関効果を定量的に正しく取り扱うことのできる、有力な方法の一つである。しかし通常の方法ではモンテカルロサンプリングの収束がきわめて遅く、計算時間がかかりすぎるのが難点である。サンプリングの統計誤差を減らすため、われわれはハートリーフォック法を併用する方法論を提唱しているが、本研究ではその方法と同時に1電子軌道の新しい最適化手法を組み込んだ原子・分子の電子状態計算プログラムを開発した。同じ方法はガッツビラー変分関数を用いたハバードモデルのモンテカルロ計算にも適用できるものと考えられ、現在その検証を行っている。また東京理科大学の諏訪雄二氏と協力し、水素結合型誘電体の相転移における同位体効果の起源を明らかにする目的で、非断熱効果を取り入れた水素原子・電子系の変分モンテカルロ法シミュレーションを行った。その結果、同位体効果における非断熱効果の役割については否定的な結論が得られた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Tsuneyuki: "Variational Monte Carlo apprach to molecules coupled with the gaussian-basis Hartree-Fock calculation" Computer Aided Innovation of New Materials. 2. 177-179 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 常行 真司: "モンテカルロ法による第一原理電子状態計算" 固体物理. 28. 308-315 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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