• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

KKR-グリーン関数法による合金中の有効原子対相互作用の計算方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05215220
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関静岡大学

研究代表者

星野 敏春  静岡大学, 工業短期大学部, 助教授 (70157014)

研究分担者 浅田 寿生  静岡大学, 工業短期大学部, 教授 (90022269)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードKKR-Green's function / スピン偏極エネルギー / 磁気エネルギー異常 / LMTO / FLAPW / 合金の電子状態 / GGA / LSD
研究概要

本年度の主な研究成果は以下の2つである。
(1)不純物KKR-グリーン関数法で金属中の3d遷移金属不純物、3d遷移金属不純物-3d遷移金属不純物、および3d遷移金属不純物-空格子の系でのスピン偏極エネルギーを調べた。空格子が第一近接位置に存在すると、3d遷移金属不純物の3d軌道はより孤立原子にちかくなり、磁気モーメントが増加してスピン偏極エネルギーも増加する。3d遷移金属系の表面エネルギー、凝集エネルギーなどの磁気異常エネルギー(方物線変化からのずれ)も、母体原子に比して孤立化することによるスピン偏極エネルギーの増加で説明できることを示した。
また、不純物クラスターを大きくして、その中でいろいろな原子配置を考えることで、合金の電子状態を研究するやり方の可能性を調べた。例えば、Cu中の55-原子不純物クラスター(4近接原子まで)で、不純物をすべてCoとすると、真ん中のCoは殆どbulk-Coの磁気モーメントになる事がわかった。他の遷移金属についても、同様である。
(2)LMTO法によって、PerdewとWangによって提唱された、局所密度近似を越える試みの1つであるGGA(generalized gradient approximation)の可能性を調べた。Fe,(γ,δ)Mnの凝集エネルギーが定性的に説明される。また、LSD近似の範囲内ではあるが、FLAPW法でγFの磁気エネルギーによる格子変形をしらべた。これから、GGAを取入れた計算を行ない、実験と比較する。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi