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沿岸域から外洋域への物質フラックス

研究課題

研究課題/領域番号 05216207
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関愛媛大学

研究代表者

柳 哲雄  愛媛大学, 工学部, 教授 (70036490)

研究分担者 武岡 英隆  愛媛大学, 工学部, 助教授 (90116947)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード物質フラックス / セディメント・トラップ / 間欠的流出 / 炭素収支
研究概要

冬季紀伊水道の陸棚斜面上で行ったセディメントトラップ実験により、沿岸海域から外洋域への間欠的な懸濁粒子輸送を観測した。流速が弱く、流向が南〜南西の時には沈降粒子フラックスはほとんど0であったが、流速が大きく、流向が南西〜南になった時、沈降粒子フラックスは23g/m^2/dayまで増加した。この間欠的な懸濁粒子輸送は高濁度・低温の陸棚水が低濁度・高温の陸棚斜面水の亜表層に流出することによってもたらされた。
また、同様な実験を東京湾口で行った結果、底層に岸向きの流れが存在する東京湾口の陸棚縁で、下げ潮流時に上げ潮流時よりも高い沈降粒子フラックスが観測された。このような違いは陸棚縁の両側の水深、潮流流速乱れの違いによりもたらされていると考えられるので、我々はこのような懸濁物質輸送機構を“潮流ポンプ"と呼ぶことを提案する。
沿岸域から外洋域への物質輸送は上述した間欠的な流出と潮流ポンプにより担われていると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Yanagi T.Hagita and T.Saino: "Episodic Outylow of Suspended Sediaeurs from the Kii Channel to the Pacific Ocean Winter" Journal of Oceanography. 50. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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