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回転中性子星の重力波放出に対する安定性

研究課題

研究課題/領域番号 05218208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京都立大学

研究代表者

小島 康史  東京都立大学, 理学部, 助手 (10192577)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード相対性理論 / 重力波 / 中性子星
研究概要

重力波の発生源のひとつとして中性子星などの相対論的な星が期待される。そこで、予想される振幅、振動数、波形を正確に把握しておくことが将来の観測に必要である。また、高速で回転する中性子星は重力波を出す振動に対して不安定になることが理論的に知られているが、その条件は相対論的効果があまり効かない回転星の場合のものであって、その相対論的拡張が必要とされる。そこで、これまでに行ってきた、ゆっくり回転している相対論的な星の固有振動を求める定式化を応用して、回転により、どのようにモード間の結合が起るかを考察した。その結果、以前の人が回転の一次の効果により相対論的な星には固有の現象が起ると主張していたのだが、その結論は誤りであることがわかった。(発表論文)
また、連星中性子星の合体時の重力波の振幅、波形などのは基本的には四重極放射で記述できるが、より高次の近似式ではその他の効果(星のスピン、ポストニュートン、星の振動、、、)の補正が必要となる。そこで、質点からのずれを考察した。その効果はこれまで、ニュートン重力の範囲でしか考えられていなかったが、それにポストニュートンの補正項を加え、二つの質点のつくるRocheポテンシャルがどの様になるかを調べ、結果を報告した。さらに、そこに星が配置された場合、いつ壊れるか(つまり、質点からのずれの信号がどのような周波数でみられるか)を現在考察中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Kojima: "Normal Modes of Relatiuistic Stars in Slow Rotation Limit" Astrophys.J.414. 247-253 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kojima: "Coupled Pulstation between Polar and Arial Modes in a Slolw Rotating…" Prog.Theor.Phys.90. 977-990 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Naito&Y.Kojima: "Magnetic Field Euolution With Hall Drift in Neutrm Stars" Mon.Not.R.astro.Soc.266. 597-608 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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