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超並列処理記述のためのデータ駆動スキーマと副作用を明示する解釈に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05219202
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

西川 博昭  筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (60180593)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードプロトタイピング / 再利用 / 階層構造化 / データ駆動スキーマ / データ依存性 / データ駆動解釈 / 副作用検出 / 仕様記述環境
研究概要

本研究は,いわゆる科学技術計算などの定型的処理のみならずシミュレーションなどの非定型処理をも対象に,再利用性・保守性に優れた超並列処理記述・処理系の基礎を確立することを目的としている。本重点領域研究での目標に明記されている,問題の入力から最終結果までの全過程で利用者を助けるようなシステムとするには,いわゆるプロトタイピング手法によってシミュレーションモデル記述を所望のモデルに対話的に近づけていける仕様記述環境の構築が必須と考えたからである。
本年度は,上述のような要件を満たす超並列処理記述の基礎を確立するため,超並列処理に必要な情報を広義のデータ依存性として表現する能力を持ったデータ駆動スキーマと副作用を明示するデータ駆動解釈を定式化することを目標に,以下の研究を進めた。即ち,データ駆動スキーマが明示する入出力データ構造とそのデータ従属性を活用した,ソフトウエア再利用支援手法を検討した。いわゆるソフトウエアの部品化には,入出力データに関するデータ駆動解釈の適用が有効であることは周知であるが,本研究では,改変を含む広い意味での再利用性を向上させるために,予期せぬ副作用の検出手法の確立をめざした。まず,データ駆動スキーマがプログラムの記述法だけでなく,外部仕様の表現法としても活用されている事実に着目し,最上位の仕様記述から最下位の実行可能プログラムに至るすべての水準をデータ駆動スキーマとして捉える統合的環境の枠組みを採用し,仕様記述とプログラムの乖離を原理的に回避した。さらに,大規模プログラム作成の常套手段である階層構造化を環境自身の機能として,設備備品に申請したワークステーション上に実現して,モジュール結合・改変時の副作用検出が容易になることをいくつかの適用実験を通じて確認した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 西川 博昭: "超並列処理記述のためのデータ駆動スキーマと副作用を明示する解釈に関する研究" 「超並列原理に基づく情報処理基本体系」第3回シンポジウム予稿集. 3. 80-81 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西川 博昭: "データ駆動スキーマにおける副作用検出手法" 「超並列原理に基づく情報処理基本体系」第4回シンポジウム予稿集. 4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西川 博昭: "超分散システムに向けて" 電子情報通信学会誌. 4. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西川 博昭: "Software structure and execution control scheme for a VLSI-oriented data-driven processor:Q-p" Data-Flow Rsearch in Japan.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 寺田 浩詔: "Design and evaluation of a prototype VLSI-oriented data-driven processor:Q-p" Data-Flow Rsearch in Japan.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 寺田 浩詔: "A VLSI-oriented data-driven processor Q-x" Systems and Computers in Japan.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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