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視聴覚メディアがつくる感性情報の物理構造分析とその表現効果の評価

研究課題

研究課題/領域番号 05220226
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関放送教育開発センター

研究代表者

大橋 力  放送教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90015652)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード感性情報 / メディア情報 / 最大エントロピー法 / ゆらぎ構造 / 心理的・生理的反応 / 非デカルト的アプローチ / メタ・ディシプリナリ・アプローチ
研究概要

この研究は、よりすぐれたメディア表現を実現するために、視聴覚メディア情報の感性的側面について、その物理構造、とりわけこれまで充分に把握されてこなかった非定常構造のような動的な構造を重視して定量的に抽出・分析し、それらに対応する人間の感性的反応を心理学的および生理学的両面から評価することにより、よりうつくしくこころよく人間に適合性のたかい感性情報についての基礎的な知見を得、感性情報科学の構築に貢献することを目的としている。
平成5年度は、おもに以下の項目について研究をおこなった。
1.音響情報の動的物理構造抽出・分析法の開発:あたらしい波動現象解析原理として最大エントロピー法に注目し、これを応用して、うつくしさ、こころよさとのつよい関連が推定されるミクロなゆらぎ構造を解析するコンピュータ・ソフトウェアの開発をおこなった。
2.音響情報のゆらぎ構造の分析:【.encircled1.】の分析法をもちいて、楽器音、快適な自然環境音などの分析をおこない、そのゆらぎ構造を抽出した。
3.LPとCDとの再生信号・感性反応の検討:おなじ音楽ソースからつくられたLPとCDとについて、その再生信号の周波数分布のいちじるしいちがいを確認するとともに、両者が聴取者におよぼす心理的・生理的な感性反応に明瞭なちがいがあることをみいだした。
4.感性情報研究における研究アプローチ法の検討:感性情報研究というあたらしい研究分野に適合性のたかい研究アプローチとして、非デカルト的アプローチあるいはメタ・ディシプリナリ・アプローチを構想し、その有効性を検討した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 大橋,力: "同じ音楽ソースからつくられたLPとCDとの間の再生信号・感性反応のちがい" 第9回ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集. 57-64 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大橋,力: "周波数分布とゆらぎ構造とからみたアメニティ・サウンド" 第9回ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集. 545-552 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大橋,力: "メディア学習環境の生理学的評価について" 日本教育工学会研究報告集. 19-26 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大橋,力: "日本伝統音楽の音とゆらぎ" 小島美子先生退官記念論文集『日本の音』(印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大橋,力: "生理学から感性情報処理へ" 科学研究費補助金重点領域研究「感性情報処理の情報学的・心理学的研究」公開シンポジウム予稿集. 21-40 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大橋,力: "感性工学におけるメタ・ディシプリナリ・アプローチの提唱" Human Iuterface News and Report. Vol.9-1. 33-40 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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