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生体軟組織の力学的性質と構成法則に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05221201
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 憲隆  大阪大学, 基礎工学部, 助手 (40210546)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1993年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードバイオメカニクス / 生体軟組織 / 力学的性質 / 引張試験 / ひずみ速度 / 家兎 / 膝蓋腱 / コラーゲン線維束
研究概要

1.家兎膝蓋腱の力学的性質
平成4年度に引き続き,家兎膝蓋腱の力学的性質を詳細に調べた.油圧サーボアクチュエータを用いて動的荷重を負荷することが可能な多軸動的生体材料試験システムを用いて,37℃の生理食塩水中で高速引張試験を行った.ひずみ速度が約2000倍に増大すると,弾性係数は変化しなかったが,引張強度は50%,破断伸びは70%増大した.以上の実験結果から,膝蓋腱の力学的性質に及ぼすひずみ速度の影響は比較的小さいことがわかった.
2.家兎膝蓋腱のコラーゲン線維束の力学的性質
腱や靭帯は階層構造をとっており,コラーゲン線維束,コラーゲン線維の順に微細となり,最終的にトロポコラーゲンと呼ばれるコラーゲン分子にいたる.このようなことから,腱や靭帯などの軟組織の力学的性質を把握するには,その構成要素であるこれらコラーゲン線維束の力学的性質を詳細に調べる必要がある.ウサギの膝蓋腱を摘出し,メスの刃を線維に沿うように動かしてコラーゲン線維に傷が入らないように注意しながら線維束を取り出し,新たに開発した力学試験装置に取り付け,37℃の生理食塩水中で引張試験を行った.コラーゲン線維束の引張強度は膝蓋腱全体の引張強度の32%で,破断伸びは200%であることが分かった.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山本衛,他: "コラーゲン線維束の力学試験装置の開発と応力-ひずみ開係" 日本機械学会関西支部第69期定時総会講演会講演論文集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山本衛,他: "家兎膝蓋腱より摘出したコラーゲン線維束の引張特性" 日本機械学会第72期全国大会講演会講演論文集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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