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分子内光電子・三重項励起子移動過程でのスピン動力学研究

研究課題

研究課題/領域番号 05226206
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

秋山 公男  東北大学, 反応化学研究所, 助手 (10167851)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード時間分解分光法 / 電子スピン共鳴 / エネルギー移動 / 電子移動 / 電子スピン分極 / スピン動力学
研究概要

電子交換相互作用を介して物理・化学的変換(電子移動、励起エネルギー移動など)が起こるとき原系の電子スピン情報が生成系に反映して現れる。本研究は、有限磁場下での電子スピン情報の転写のメカニズムについて、詳細に解明することを目的として行われた。主として、励起エネルギー移動、分子内電子移動系について取り上げ、空間的に分子配向・分子間距離の異なったモデル化合物について電子スピン分極の挙動を解明した。励起エネルギー移動系での研究を基にして、エネルギー受容体の電子スピン分極は
1;励起エネルギー供与体・受容体の相対的配向
2;励起エネルギー供与体の電子スピン分極
3;励起エネルギー移動速度と電子スピン緩和時間
に依存して変化することが定性的に明らかにされた。また、時間分解EPR法およびパルスEPR法により種々の常磁性体の電子スピン緩和時間を評価し、分子内励起エネルギー移動過程での電子スピン分極移動について定量的に解析するための基礎的な知見を得た。さらに、新たに分子内電子移動系についてモデル化合物を合成し、電子移動過程での電子スピン分極の保存について検討を進めた。この結果、電子移動にともない生成するラジカルイオン対の電子スピン分極は、電子供与体の電子スピン分極を反映して現れることが明らかにされた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kimio AKIYAMA: "Spin Polarization Conservation during Intramolecular Triplet-Triplet Energy Transfer Studied by Time-resolved EPR spectro-scopy" J.Am.Chem.Soc.,(in Press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 秋山公男: "有機光化学反応過程での電子スピン分極移動" 東北大学反応化学研究所報告. 3. 17-32 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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