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溶液中での回転異性化反応

研究課題

研究課題/領域番号 05227216
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

田中 秀樹  京都大学, 工学部, 助手 (80197459)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード溶液内反応 / 回転異性化反応 / 計算機シミュレーション
研究概要

n-ブタン純液体,アルゴン中及び水中でのn-ブタン,またエチレングリコールの分子動力学計算機シミュレーションを行なった。特に,エチレングリコールの内部回転のポテンシャルは,分子軌道計算と経験パラメーターの両方から決定した。
純ブタンに関しては液体状態と真空中での二面角の分布を求め,その差の原因について検討した。理論的にも予想されるように,真空中と較べてゴーシュの割合が液体状態で4%程度高くなっている。この差は分子間の相互作用にも敏感であり,斤力だけの系ではこの差は10%にも達していることが確められた。
反応物としてのブタン1分子に注目して,その回転の時間依存性とそのメカニズムを調べるために,運動エネルギー,ポテンシャルエネルギーをそれぞれ並道・回転・二面角および分子内・分子間の成分に分けて検討した。分子間相互作用が遷移状態のエネルギー障壁を大きく下げるような例が多数得られ,このような機構が溶液中での回転の一例であることが示された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Haruhisa Hayashi,Hideki Tanaka,Koichiro Nakanishi: "A study of Conformational Equilibria in Chain Molecule." Mol.Simulation. 9. 401-415 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Iwao Ohmine,Hideki Tanaka: "Fluctuation,Relaxations,and Hydration in Liquid Water." Chem.Rev.93. 2545-2566 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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