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CP非保存の起源及び輻射補正に関する理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05228101
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

林 青司  神戸大学, 理学部, 助教授 (80201870)

研究分担者 若泉 誠一  徳島大学, 医療技術短期大学部, 教授 (90033886)
稲見 武夫  京都大学, 基礎物理学研究所, 助教授 (20012487)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード電弱ゲージ理論 / CPの破れ / 輻射補正 / 新しい物理
研究概要

CPの破れを説明する「新しい物理」の理論には色々なものが考えられる。これらの「新しい物理」を、それぞれに特徴的な輻射補正を通して検証する手法として、近くLEP II等の実験で直接測定が可能になるゲージ場の3点頂点関数に対する「新しい物理」の寄与を解析する方法を開発した(林と稲見の研究,論文を準備中)。ゲージ場の2点関数への輻射補正(いわゆるoblique correction)については、「新しい物理」の寄与は3個のパラメーターで記述される事が知られていたが、3点関数においては、4個のパラメーターのみに(適当な仮定のもとで)寄与が現れることが示された。
更に、林と稲見は、「新しい物理」を考える大きな動機であるゲージ階層性の問題を、高次元ですゲージ理論で解決する可能性を調べ、また関連した理論的研究も引き続き行なっている。
若泉は、イスラエルのGronau博士との共同研究により、近く日本でスタートするBファクトリーにおいて重要となるbフォークの崩壊について調べた。荷電弱カレントはV-A型であると通常いわれているが、b→cの崩壊についてはV+A型である可能性は排除されていないため、こうした荷電弱カレントのカイラリティを、Λ_b崩壊での生成粒子の角分布によって決定する方法を提案した。
今後も、こうした方向での研究を引き続き積極的に行なって行くつもりである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] C.S.Lim: "Neutrino Magnetic Moment and the Solar Neutrino Problem" Frontiers of Neutrino Astrophysics,Proceedings of the International Symposium on Neutrino Astrophysics,Universal Academy Press. 117-131 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Inami and S.Odake(T.Inami): "Continuum Limit of Spin-1 Chain" Physical Review Letters. 70. 2016-2019 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Gronau and S.Wakaizumi(M.Gronau): "Measuring the Chirality of the b Quark Current" Journal of Physics G. 19. 1987-1991 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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