• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Isotropicアフィン・スーパー代数の表現論とW代数及び保型函数の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05230028
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関三重大学

研究代表者

脇本 實  三重大学, 教育学部, 教授 (00028218)

研究分担者 古関 春隆  三重大学, 教育学部, 助教授 (60234770)
露峰 茂明  三重大学, 教育学部, 助教授 (70197763)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードisotropic root / isotropicスーパー代数 / N=2 super conformal代数 / 指標公式 / 分母公式
研究概要

スーパー・リー環は,even partとodd partの直和に分解されるが,それに呼応して,ルートもeven rootとodd rootに分かれる。長さがO(ゼロ)のodd rootを“isotropic root"と呼び,isotropic rootを含むスーパー・リー環を“isotropicスーパー代数"と呼ぶ。isotropicスーパー代数はA,B,C,D,F,G型に分類されているが,その表現論については,これまで“まったく"知られてはいなかった。isotropic rootのために,Verma加群の分解列に通常のリー環の場合とは異なる事情が発生して,そのために表現の解析が極めて難かしくなるためである。筆者はN=2 super conformal代数の研究から,これらisotropicスーパー代数の表現論の重要性を認識し,それの研究に着手した。この科学研究費で購入したコンピューターと数式処理ソフトを用いて,有限次元スーパー代数およびアフィン・スーパー代数の多くの例について,指標公式や分母公式を計算し,それらのデータを解析した。そしてスーパー代数の場合には,普通のリー環と少し異なる形で,しかしかなり美しい指標公式が成立していることを見出し,それの記明を与えた。また指標公式の特殊代は,数論のある種の問題にも応用を持つことを見出した。
これは,V.Kac教授(MIT)との共同研究であり,これらの結果をまとめた論文“Integrable highest weight modules over affine superalgebras and number theory"は,準備中(preprint)である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Victor Kac: "SPIN MODELの構成について" 数理解析講究録. 846. 46-59 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Victor Kac: "A construction of generalized spin models" Proceedings of a conference in Math.Physics. 131-156 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Shigeaki Tsuyumine: "Cusp forms for Γ_0(p) of weight2" Bull.Fac.Educ.Mie Univ.45. 7-25 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi