研究分担者 |
藤井 敏嗣 東京大学, 地震研究所, 教授 (00092320)
大谷 栄治 東北大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60136306)
巽 好幸 京都大学, 総合人間学部, 教授 (40171722)
高橋 栄一 東京工業大学, 理学部, 教授 (40144779)
河村 雄行 東京工業大学, 理学部, 教授 (00126038)
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配分額 *注記 |
38,800千円 (直接経費: 38,800千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1994年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1993年度: 14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
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研究概要 |
マグマの発生・挙動といったプロセスは,地球の進化に重要な役割をはたし,単に火山の噴火現象の基礎というだけでなく,広く固体地球科学全体の要となるべきものである.このような研究には,これまでの火山学の範疇に留まらず,地震学,固体地球物理学,地球化学,地質学,惑星科学との密接な連係プレーが必要とされる.このような観点にたって,重点領域「マグマの発生と挙動-その地球進化における役割-」が企画され,平成5年度より3年間にわたって実施に移された. 本研究はこの重点領域研究の領域全体としての到達点の総括と成果のとりまとめによって,今後のわが国におけるマグマ研究に指針を与えることをめざして,平成5年度以降の成果を整理し,総括的な論文集の編集,公表を行うことを目的としたのである.このために3年間の領域研究の期間,内在的評価システムとしての役割を果たし,各班に指導・助言を与えてきた総括班のメンバーが中心となって,成果報告書の編集にあたった.編集のためのメンバー間の連絡には電子メールを利用し、緊密な連絡を確保するとともに,重点領域研究を推進した研究者とも引き続きマグマ・ネットワークによるマグマ研究に関する情報交換を行ってきた.成果報告書は計画研究によって進められてきた研究成果に加えて,公募研究としておこなわれた研究の成果も網羅してまとめた.さらに,本領域研究によって基礎を確立した新しい研究分野である,マグマ学に関する中心的な課題についての論文作成を計画研究のメンバーを主体とする研究者に依頼し,総括的な論文集として別途公表するための編集作業もおこなった. 総括的論文集の最終的な刊行の形態としては,マグマ学研究の中心的学会である日本火山学会の学会誌「火山」の第42巻特別号とすることを予定し,現在印刷中である.
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