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自然地震を用いたマグマ溜りの逆VSP探査とホログラフィー

研究課題

研究課題/領域番号 05231212
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

川勝 均  東京大学, 地震研究所, 講師 (60242153)

研究分担者 桑原 保人  工業技術院地質調査所, 地殻物理部, 主任研究官
金嶋 聡  東京大学, 理学部, 助手 (80202018)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード広帯域地震計 / アレイ地震観測 / 桜島 / 阿蘇 / 長周期火山性微動
研究概要

桜島に於いて、予定通り広帯域地震観測と短周期地震計のアレイ観測を同時期に行った。観測期間中に桜島火山の爆発を50個程度収録した。さらに、数多くの遠地地震を収録する事ができた。このデータを基にして、いわゆるホログラフィー的手法により火山の地下構造を推定出来るのではないかと現在解析を行っている。アレイ設置期間にも、幸い一つの爆発を収録することが出来た。爆発は桜島火山の火口直下の火道内で起きていると考えられるので、この爆発を地上のアレイで観測された波形を使って物理探査の方で行われている、いわゆる逆VSP法的処理を行ってマグマ溜まりからの反射波などを検出出来る可能性がある。現在、そのための補助的解析として、センブランス法やその他のアレイ解析手法で解析を行っている。それによると、爆発の後の後続波の多くは火口の方向から来ていることがわかった。反射面を検出するに当たっては、この火口方向からくる波の影響をいかに除去するかが決めてとなり、そのための解析手法を新たに開発する必要が出てきた。
当初全く予想していなかったことであるが、観測期間中に不思議な長周期(10秒)の波がしばしば見られた。いろいろ調べた結果、阿蘇山の活動が起源の長周期波がでており、西南日本の広くの場所に設置してある地震計で観測されていることがわかった。この波の原因を追究するために、今度は阿蘇山に於いて多点の広帯域地震観測を行うことが望ましく、平成6年度開始の科学研究費補助金を申請中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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