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海洋産マクロリド,スウィンホリド糸天然物の全合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 05234231
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関理化学研究所

研究代表者

中田 忠  理化学研究所, 有機合成化学研究室, 主任研究員 (50087524)

研究分担者 長澤 和夫  理化学研究所, 有機合成化学研究室, 研究員 (10247223)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードスウィンホリド / マクロリド / 海洋産 / 1,3-ポリオール / 抗腫瘍活性 / 全合成 / 超高圧反応
研究概要

本研究では、最近、紅海産あるいは沖縄産海綿より単離されたスウィンホリド系天然物の全合成研究を行なう。本系天然物としてスウィンホリドA〜G、ビステオネリド類、サイトファイシン類が知られており、それらはいずれも顕著な抗腫瘍活性を有し、合成化学的にも薬理学的にも極めて興味深い化合物である。これらスウィンホリド系天然物の応用性の高い合成法の開発を目指し、まず44員環2量体マクロリド、スウィホリドAの全合成を目的とする。当研究室で開発している1,3-ポリオールの連結型合成法、超高圧下でのニトロアルドール反応を基盤としてC-11〜C-21部の合成を行ない、さらに立体制御の新手法を開発しつつ、高立体選択的全合成を達成する。
本年度はスウィンホリドAの生合成前駆体と考えられる天然物プレスウィンホリドAの合成を目指して、次のように合成研究を展開した。超高圧下でのニトロアルドール反応、1,3-ポリオールの連結型合成法によりC-11〜C-21部に相当するケトンを合成し、ついでケトン基にWittig反応でメチレン基を導入し、得られた左右対称分子の左右保護基をハイドロボレーション反応により立体選択的に除去することが出来た。更にラクトンへ誘導後、C-20alpha-メチル基の立体選択的導入をへて、C-11〜C-23部に相当するアルデヒドを立体選択的に合成した。一方、C-24〜C-31部に相当するテトラヒドロビランを立体選択的に合成した。両者をアルドール縮合により結合し、13個の不斉中心を有するC-11〜C-31部に相当する化合物を立体選択的に合成することが出来た。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中田 忠: "超高圧を用いる有機合成" 日本農薬学会誌. 18. S121-S125 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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