研究課題/領域番号 |
05235107
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
鳥居 滋 岡山大学, 工学部, 教授 (70032927)
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研究分担者 |
吉田 潤一 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30127170)
山村 庄亮 慶応義塾大学, 理学部, 教授 (40076708)
西口 郁三 長岡技術科学大学, 化学系, 教授 (20026347)
手塚 還 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (50118668)
小久見 善八 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60110764)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
99,100千円 (直接経費: 99,100千円)
1995年度: 25,600千円 (直接経費: 25,600千円)
1994年度: 29,400千円 (直接経費: 29,400千円)
1993年度: 44,100千円 (直接経費: 44,100千円)
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キーワード | 超活性反応種 / 不斉電解合成 / 電解酸 / 電解塩基 / グロー放電電解 / ヘテロ原子化合物 / テルペノイド / 生物活性物質 / 活性反応種 / セドラン型テルペノイド / アリールパラジウム錯体 / 炭素-炭素結合形成 / プラズマ / 反応性金属陽極 / フェノキシカチオン / 生理活性天然物 |
研究概要 |
本研究班では、電解系超活性反応種の創成と、通常の反応では達成が困難な合成課題への適用の両面から研究を展開した。主な成果は以下の5項目に要約できる。 1)有機金属化合物の電解酸化還元:電解酸化還元系で遷移金属化合物が、極性反転を伴ってユニークな低原子価金属活性種を生成することを見いだすとともに、その特徴を活かした新規触媒系の開発に成功した。また、電解酸化系でキラルRu(VIII),Os(VIII)錯体を再生循環するキラルジヒドロキシル化、エポキシ化など、不斉電解合成に新しい方法論を提供した。その他、有機硅素、ゲルマニウム、スズ、鉛などの電解酸化・還元についても多くの新しい知見を得ている。 2)ヘテロ原子化合物の電解酸化還元:窒素、イオウ、セレン、テルル、リンなどのへテロ原子化合物の一電子あるいは二電子酸化で発生する電子欠損型の活性反応種の挙動の解明とその特徴を活かした新反応の開発に成功した。 3)酵素反応を範とする電子移動系の創製:生体系の酸化還元機能の解明と酵素反応を範とする高効率、高選択的な新規触媒系の開発を行った。 4)グロー放電電解:通常の電解条件下では得難い超活性反応種の創成と制御の新しい方法論を探る観点から研究を進め、接触グロー放電電解あるいはグロー放電プラズマ中での反応について新しい知見を得た。 5)電解系で発生する活性反応種の合成への展開:電解系で発生する活性反応種、電解酸/塩基触媒反応などを活用する新規合成反応の開発にも大きな成果があった。
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