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有機電解合成におけるメディエーター反応機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05235234
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

松田 好晴  山口大学, 工学部, 教授 (90028986)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1993年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード有機電解合成 / メディエータ / 反応機構 / 金属イオン / フラビン類縁体 / アルキルベンゼン / キノン / アセトアルデヒド
研究概要

I 金属イオンメディエータによるアルキルベンゼンの酸化によるアルデヒド生成
硫酸中でCe(IV)メディエータ(Ce(IV)/H_2SO_4)を用いると,p-メチルアニソールの酸化によりp-アニスアルデヒドが高収率で得られた。また、Ce(IV)/H_2SO_4よりも酸性水溶液中でのカソードピーク電位(Ered)が高いCe(IV)/HClO_4は、アセトニトリル溶液中での見かけの酸化電位(Es,ox)がより高いp-キシレンからp-トルアルデヒドの生成に対して高い効率を示した。その他のメディエータと基質についても検討した結果、芳香族アルデヒド生成における収率と反応選択性はEs,oxとEredの電位的な相互関係によってほぼ決定づけられることがわかった。
II 有機溶媒中におけるフラビン類縁体のメディエータへの適用
有機溶媒に可溶なフラビン類縁体であるリボフラビンテトラアセテート(Fl)のジヒドロ還元体(FlH_2)は、アセトニトリル中において様々な基質を還元できることがわかった。即ち、キノン類、脂肪族アルデヒドあるいは芳香族アルデヒド類を還元して対応するアルコールを与えることを見いだした。またアセトニトリル中FlまたはFlH_2をメディエータとし、過塩素酸存在下基質の電気化学的還元反応を検討した。試験極にはおもに金電極を用いた。メディエータとしてFlを用いた場合、生成したアルコールは使用したメディエータとほぼ等量であった。ここで、メディエータをFlからFlH_2にかえると生成量は飛躍的に増大し、アセトアルデヒドの場合、ほぼ100%の収率でアルコールが得られた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masayuki Morita: "A Consideration of the Indirect Electrooxidation of Alkylbenzenes by Metal-Ion Mediators" Bulletin of Chemical Society of Japan. 66. 2747-2750 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Shunichi Fukuzumi: "Electron transfer chemistry of hydride and carbanion donors.Hydride and carbanion transfer via electron transfer" Chemical Physics. 176. 337-347 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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