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ブレオマイシン金属錯体による酸素活性化とDNA分子認識機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05236221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

斉藤 烈  京都大学, 工学部, 教授 (20026082)

研究分担者 杉山 弘  京都大学, 工学部, 助教授 (50183843)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードブレオマイシン / 分子認識 / 酸素活性化
研究概要

本研究は、ブレオマイシン金属錯体による酸素活性化機構をモデル化合物や修飾オリゴヌクレオチドを用いて、有機化学的に詳細に検討し、錯体の構造、DNAの切断の分子機構の本質に迫り、その機能制御を行ない、新しいブレオマイシンを創製することを目的としている。今年度の研究によって以下に示す知見及び成果が得られた。
1)DNA切断機構の解明
ラジカルの寿命を測定する化学プローブであるラジカルクロックを、ブレオマイシン金属錯体の反応サイトに導入し、それぞれの錯体により生成するラジカルの寿命について検討を行なった。その結果、コバルトによる反応においても鉄錯体と同様、4'位水素引きぬきにより4'位のラジカルが生成していることを世界に先がけて確認した。
2)コバルト錯体の構造解析
コバルト-ペプロマイシン及びコバルト-デグリコペプロマイシンについてNMR,CD,UV,ラマンスペクトルなどの分光学的手段を用いて、総合的に配位構造についての検討を行なった。しかし今だ一義的には錯体部分の構造は決定できておらず、今後の詳細な検討が期待される。
3)ブレオマイシン認識モデルの構築
ターゲット塩基配列を組みこんだ二重錯オリゴマーの切断結果に基づいて、ブレオマイシン-コバルト錯体とDNA6量体との結合モデルを構築し、AMBER力場計算を用いて、構造最適化を行ない、コンピューターグラフィックスにより視覚化した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 杉山 弘: "DNAをターゲットとする抗ガン剤の分子機構" 化学と生物. 32. 83-92 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山 弘(共著): "生体微量元素" 広川書店 印刷中,

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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