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高エネルギー光を利用する機能性ラジカルの発生と反応機構

研究課題

研究課題/領域番号 05237221
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都教育大学

研究代表者

伊吹 紀男  京都教育大学, 教育学部, 教授 (30027065)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードケイ素化合物 / 真空紫外光分解 / ラジカル生成 / 電子励起状態 / 蛍光分光 / 蛍光励起スペクトル
研究概要

SiCl_4,SiHCl_3およびSi_2Cl_6の化合物を、10.22および11.85eVの真空紫外光で光分解すると、340および560nmに最大強度をもつブロードな発光バンドが観測された。340nmの蛍光はSiCl_2(A^1B_1→X^1A_1)遷移^<1)>である。560nmのバンドについては、SiCl_4およびSiH_2Cl_2を準安定アルゴン、Ar(^3P_<2.0>)、で励起した場合にはSiCl_2(^3B_1→^1A_1)の三重項遷移であると帰属^<2)>されている。しかし、直接光解離ではまだ観測されていない。そこで、SiH_2Cl_2を真空紫外光で分解したところ、SiCl_2(A^1B_1)およびSiHCl(A^1A″)ラジカルからの発光は観測されたが、560nmのブロードなバンドは検出できなかった。SiCl_4について、シンクロトロン放射光を用いて蛍光励起スペクトルを測定したが、560nmのバンドが三重項SiCl_2であることを示唆する結果は得られなかった。
以上の測定において、560nmの発光はSiCl_4,SiHCl_3およびSi_2Cl_6で観測されたことにより電子励起SiCl_3^*あるいはSiCl_2(^3B_1)の可能性がある。その決定のためには発光の寿命測定、高分解蛍光分光、LIF測定などを行う必要がある。引用文献
1)N.Washida,Y.Matumi,T.Hayashi,T.Ibuki,A.Hiraya,and K.Shobatake,J.Chem.Phys.83,2769(1985).
2)H.Sekiya,Y.Nishimura,and M.Tsuji,Chem.Phys.Lett.176,477(1991).

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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