研究課題/領域番号 |
05238210
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
小池 文博 北里大学, 医学部, 助教授 (90095505)
|
研究期間 (年度) |
1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1993年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
|
キーワード | 中空原子 / 多価イオン / 理論 / 多配置ディラックフォック / 相対性理論 / 光吸収 / 振動子強度 |
研究概要 |
原子番号の大きい元素の多価イオンの電子状態の計算には、相対論が必須である。計算のためのコードとして、オックスフォード大学数学研究所のI.P.Grant氏等の手になるコードGRASP2(General purpose Relativistic Atomic Structure Program 2)を使用することとし、設備備品として新規に購入したワークステーション NWS-5000VIにインストールし、動作の調整を行った。現在調整は完了し、CSFの数にして2000弱の規模の計算が可能になっている。 大規模な計算には、プログラムの改良が必要である。そこで本研究の代表者は上記インストールに先だち、1993年8月、約1ヶ月にわたり、オックスフォード大数学研究所に滞在し、プログラムの書換、改良についてのノウハウ、さらにGRASP2の利用法についてのノウハウを学んだ。 加えて、オックスフォード大(現在、スエーデン、ゲーテブルグ)のS、Fritzche氏の開発した、Auger Programを、ゆずり受け持ち帰って、ワークステーションにインストールした。現在、動作の調整中であるが小規模の計算ならば安定に走り、合理的な結果を出すことが確認できている。
|