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リプロンを利用した高速凝固プロセスの観測

研究課題

研究課題/領域番号 05239210
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

長坂 雄次  慶応義塾大学, 理工学部, 助教授 (40129573)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1993年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード新材料製造 / ミクロ伝熱 / リプロン / 熱物性 / 計測技術 / 表面張力 / 動粘性率 / 熱的ゆらぎ
研究概要

本年度の研究成果は以下のようにまとめられる。
(1)液体の凝固過程における,液体表面に存在するリプロンを観測する最初の試みとして,常温付近に凝固点を有するp-キシレン(凝固点286K)を試料として,時間に対する温度変化を緩やかにして実験を行った。64回の平均よりリプロンのスペクトルを決定し,その結果約30秒間隔で表面張力および動粘性率の変化を動的に捉えることができた。その結果,液体の凝固点に近づくに従い,表面張力と動粘性率の急激な変化を検知でき,この方法が原理的に適用可能なことが明らかになった。
(2)リプロンの波数選択の方法として,回折格子を使用しているが,よりリプロンからの散乱光強度を強くするために,従来の100mumの回折格子から200mumに変更した。その結果,従来に比べ非常にS/N比の良いスペクトルが得られ,表面張力,動粘性率の再現性を向上させることができた。常温の水の測定の場合の再現性は,表面張力については±0.4%,動粘性率については±11%であった。
(3)再現性の向上により,ばらつきの少ないデータが得られるようになった結果,表面の汚染のために表面張力が時間とともに少しづつ減少していく様子を捉えることが可能になった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西尾忠邦: "リプロンを利用した凝固プロセスの観測(第1報、常温付近における測定原理の研究" 第14回日本熱物性シンポジウム講演論文集. 11-14 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西尾忠邦: "リプロンを利用した凝固プロセスの観測(第2報、高精度測定のための光学系の改良)" 第31回日本伝熱シンポジウム講演論文集. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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