研究概要 |
本年度の研究範囲は、固気二相流シミュレーションで頻繁に使用されているストカスティックモデル計算手法が気液二相流でどこまで適用可能かということを明らかにする点にあった。そこで、鉛直円管内気泡流を対象として、低レイノルズ数型k-ε乱流モデルによるストカスティックモデル計算コードを開発した。年度途中で申請者が所属を替えたこともあり、当初予定したよりも計画の遅れはあったもののとにかく計算コードのプロットタイプ版は完成した。現在Neti and Mohamed^<1)>による実験結果と比較検討中である。ソース項、乱流モデル定数の決定など詳細なモデル化を検討する予定である。科研費によるカラープリンタの購入は、これらの計算結果を可視化することを可能にした。次年度以降、当初の目的を遂行する予定である。 参考文献1)S.Neti and O.E.E.Mohamed,Int.J.Heat and Fluid Flow,11-3,204,(1990).
|