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固気混相自由乱流の直接数値計算と得られたラグラジアン値による乱流拡散モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05240217
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州工業大学

研究代表者

湯 晋一  九州工業大学, 工学部, 教授 (30026215)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード乱流 / 固気混相流 / 自由噴流 / 直接数値計算 / 差分法 / Navier-Stokes式 / オイラリアン乱流特性 / ラグラジアン乱流特性
研究概要

以下に研究業績を箇条書きで示す。
1.周期境界条件といった簡単な境界条件では表せない複雑な境界条件を持つ自由噴流のような実際の乱流を本研究の直接数値計算によってかなり高い精度で表すことができることを示した点。また、本計算スキームは高次の風上差分法を採用するが、誤差項から発生する人工粘性効果がアライジング誤差におよぼす影響(人工粘性はアライジング誤差を減衰させるとも考えられる)を定性的にではあるが明らかにした点。これらの点がはっきりすれば、差分法を用いて複雑な実際の流れの直接数値計算が可能になり、この分野での各種流れの解明を可能にする。
2.Navier-Stokes式とラグラジアン運動方程式を連立で直接数値計算することにより、気流が粒子に与える影響はもとより、粒子の存在が気流に与える影響も考慮した固気混相噴流の乱流場をシミュレート出来た点。固気混相流において最も重要なのは気流の乱流であるが、従来の研究ではこの気流の乱流をあまりにも単純化し過ぎているか、あるいは実験からの情報に過度に頼り過ぎているかのいずれかであり、計算によって乱流構造を明らかにし現象を予測するという点からはまだ遠く隔たっていた。本直接数値計算が気流と粒子の乱流をほぼ表現するが出来たので、固気混相乱流解明への大きな手段を与えたことになるだろう。
3.直接数値計算によって固気混相自由噴流中のラグラジアン乱流特性値もえることが出来た。そしてオイラリアン乱流特性値と比較することによって不均質乱流中のラグラジアン乱流特性値とオイラリアン乱流特性値の関係をえる手掛かりをえることが出来た点。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yuu,S.: "Drect Numerical Simulation of Three-Dimensional Navier-Stokes Equations for a Slit Nozzle Free Jet and Experimental Verification." JSME International,Series B. 36. 113-120 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 湯 晋一: "平板への衝突噴流の直接数値計算と実験値による検証" 日本機械学会論文集 B編. 59. 3331-3339 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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