研究分担者 |
上原 邦昭 神戸大学, 工学部, 助教授 (60160206)
西田 豊明 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70135531)
横田 将生 福岡工業大学, 工学部, 教授 (50112313)
白井 英俊 中京大学, 情報科学部, 助教授 (10134462)
北橋 忠宏 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (70029453)
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配分額 *注記 |
94,000千円 (直接経費: 94,000千円)
1995年度: 28,000千円 (直接経費: 28,000千円)
1994年度: 31,400千円 (直接経費: 31,400千円)
1993年度: 34,600千円 (直接経費: 34,600千円)
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研究概要 |
本研究は対話の最終段階における言語と概念・意図とを結ぶ機構を明らかにすることを目標として以下の4つの研究目的を設定して研究を行なった. (1)特定の対話に依存しない対話のモデルを構築すると共に,パターン処理と密接な関係にある連想と対話理解の問題を考察する. (2)対話とそれが行なわれる状況との密接な関係を状況意味論,語用論の立場から検討し,省略語と照応の同定,状況と発話者との相互作用などを統合する枠組を構築する. (3)対話者が共有する常識を,常識ベースとマルチエージェント方式に基づく利用システムを構築する. (4)プラン認識とプランニングの技法に基づき過去の対話例を利用した適応的な発話理解/表出のモデルを構築する.これらの検討の結果,次の様な結果が得られた. 1)対話者のプランや信念などの信念状況,対話が行われている談話状況などが,対話理解にどのように関与しているかを明らかにした. 2)タクスの構造が対話の構造に与える影響を,目的を遂行するための対話の制御方法としてモデル化した.それを前年度までに構築した意味的結束性のモデルと統合して対話モデルを作り,評価を行なった. 3)発話の動機づけの問題を整理することによって、昨年度までの成果である次発話の予測メカニズムを強化した. 4)文生成メカニズムと対話プランニングメカニズムを統合し,対話理解・表出システムとして完成させた. 5)マルチエージェント方式による常識知識ベース構成法についてエージェントプログラミング支援法を設計,開発した. 6)小規模な音声言語に関する常識知識(調音結合規則や構文規則など)および議論世界に関する常識知識をPCDIに適用することにより,音声対話理解システムを開発した.
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