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音声対話形式による日本語教育支援(CAI)システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05241108
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関関西大学

研究代表者

壇辻 正剛  関西大学, 文学部, 助教授 (10188469)

研究分担者 梅崎 太造  中部大学, 工学部, 助教授 (40193932)
小林 豊  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (40027917)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード音声対話 / CAI / 日本語教育 / 音声データベース / 音響分析 / 実験音声学
研究概要

平成5年度は全体的な研究計画の中において基礎的な作業を進める段階にあり、以下の様な研究を推進した。先ず第一に、準備段階での基礎的作業として、内蔵する音声データベースに関する検討を進め、理論を実証する為に必要な分析対象の音声データの収集、編集を進めた。また、一部の音声データに関しては、音響分析を施し、学習者の発音面での指導に関して研究を進めた。従来の調音面での研究を発展させるために、エレクトロ・パラトグラフィーやX線ビデオ等による実験音声学の最新の研究成果を導入して研究の進展を計った。母音に関しては舌の最高点の前後位置や高低位置、開口度の大きさ(狭い〜広い)、唇の円唇性の度合い度合いなどについて検討を進めた。日本語の特性として、後舌母音でも円唇性が弱い点などに留意して、日本語としての発音の自然性の習得に向けて指導法の検討を進めた。さらに、上記の研究のコンピュータ処理を可能にするために、学習者が発話した音声の音響分析を試み、音響特性としてフォルマントの抽出を行い、フォルマント構造の情報を利用して、フォルマント・チャートから母音の発音の調音チャートへの転換をコンピュータを利用して行った。発話と調音事象との対応関係について、従来の調音点重視の捉え方から最近では動的調音体重視の傾向へと推移してきているが、本研究では、さらに、調音パラメータの概念として発展させるとともに、その分析法と記述の枠組みについての検討を行った。音声対話CAIの実現を目指して、音声入力と音声出力を合わせて、音声理解、音声合成、対話管理を統合するシステムとして音声インターフェースの構築を目指しているが、本年度は音声入力の管理とその音響分析部分の構築を行った。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Mechtied TRONNIER and Masatake DANTSUJI: "Some Acoustic Characteristics of Glottal and Palatal Fricatives in Japanese and German" Working Papers,Lund University,Sweden. 40. 213-228 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Masotalce DANTSUJI,Shuji DOSHITA and Shigeki SAGAYANA: "An Experimental Study of Distinotive Features Using Speech Recognition Technology" Studia Phonologica. XXVII27(近刊予定). 1-13 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 壇辻,正剛: "日本語の音声表記について" 電子情報通信学会 信学技報. SP93-135. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 壇辻,正剛: "日本語の音声表記について" 電子情報通信学会 信学技報. SP93-135. (1994)53-60

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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