研究課題/領域番号 |
05242213
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
嶺重 慎 京都大学, 理学部, 助手 (70229780)
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研究分担者 |
福江 純 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80173326)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 降着円盤 / スペクトル / 電子・陽電子ペア / ブラックホール / ガンマ線天文学 / X線〓〓 |
研究概要 |
まず第一に、降着円盤及びコロナにおける電子・陽電子ペア平衡のモデルを、新たに非熱的プラズマの効果をとりいれて作り直した(研究分担嶺重)。光学的に薄い、非熱的プラズマからなる円盤の構造を、円盤が静水圧平衡及び熱平衡にあるとして解き、その系列を横軸に円盤の面密度、縦軸に円盤への降着率(または温度)をとったグラフ上にプロットすることにより、先に求めた光学的に熱い、熱的プラズマからなる円盤のブランチとの関係が明らかにされた。さらにそのような、円盤モデルから予想されるスペクトルを計算したが、予想通りブラックホール天体で観測されたような、非常に巾の狭いペア消滅ラインが現れた。この結果は近く論文にまとめて雑誌に投稿する予定である。 さらにこれと平行して、より現実的な円盤ウィンドモデルの構築の研究を進めた(研究分担福江)。観測で得られたような巾の狭いペア消滅ラインを説明する別のモデルとして、ペア自体は熱的プラズマ(恐らく円盤コロナ)の中で作っておいて、その後輻射圧等のメカニズムでプラズマの中からペアを引き出し、比較的密度の薄い円盤ウィンドの中でペア消滅を起こさせるという考え方も可能だからである。このアイデアに従って円盤ウィンドの力学的、熱的構造をペア消滅率を考慮して解いたところである。これも近く論文にまとめて専門雑誌に投稿予定である。
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