研究課題/領域番号 |
05244202
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
相原 茂夫 京都大学, 食糧科学研究所, 助教授 (20027197)
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研究分担者 |
柴田 克己 大阪国際女子大, 人間科学部, 教授 (40131479)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 微小重力 / 結晶成長 / タンパク質 / リゾチウム / ニトリルヒドラターゼ / グリアジン / コメ萎縮ウイルス / 宇宙ステーション |
研究概要 |
宇宙ステーション「ミール」を利用して宇宙の微小重力空間において20℃、ハンギングドロップ法によりリゾチウム、ニトリルヒドラターゼ、小麦グリアジン、コメ萎縮ウイルスの4種類のタンパク質、ウイルスについて結晶成長実験を行った。58日間の結晶化で4種類全ての試料を結晶化することに成功した。特に、リゾチウムは結晶化条件を変えることによって、3種類の単結晶を得ることができた(正方晶1種と単斜晶2種)。しかも、いずれの結晶もX線結晶学的に良質の単結晶で、2次元ディテクター(イメージングプレート)を装備した自動X線回析装置(R-axis)により約1.5A分解能の反射データを収集することができた。データ処理を円滑に進めるためにCPUの目盛りを増設し、外づけ大容量ハードディスク(1ギガ)を備品として購入した。予備的な測定であるが、スポットの形状から結晶性について地上の結晶と比較した結果宇宙で成長した結晶はモザイク性の少ない単結晶であることが示唆された。しかし、ニトリルヒドラターゼと小麦グリアジンについてはX線回析実験が可能なサイズの結晶にまで成長しなかった。 さらに、リゾチウムとニトリルヒドラターゼについて、ハンギングドロップ法で約2週間のスペースシャトルによる宇宙実験(STS-62)を実施した。解析については次年度に繰り越した。
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