研究課題/領域番号 |
05248204
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
日高 弘義 名古屋大学, 医学部, 教授 (80100171)
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研究分担者 |
渡辺 正人 名古屋大学, 医学部, 助手 (30220924)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ニューロカルシン / EFハンド蛋白質 / 脊髄神経節 |
研究概要 |
蛋白質燐酸化酵素阻害剤であるW-77をアフィニティーカラムのリガンドとして用いて、我々はSDS-蛋白質電気泳動上、25kDaの蛋白質の発見に成功した。我々はこの蛋白質をニューロカルシンと命名した。ニューロカルシンはウシ大脳より精製された3EFハンド型のカルシウム結合蛋白質である。その特徴として1)主に中枢神経系に豊富に存在すること、2)少なくとも6つのアイソフォームが存在していること、3)W-77結合能におけるカルシウム感受性はカルモデュリンより高いこと、等が挙げられる。 精製蛋白質によるポリクローナル抗体を作製し、組織分布を調べたところ、ニューロカルシンは特に脊髄神経節や前庭及び螺旋神経節の神経節細胞に強く発見されていた。途中の神経線維には抗体反応性は弱く、神経節細胞の神経終末に特に強く発現されていた。cDNAクローニングしたニューロカルシン遺伝子由来の発現蛋白質に対する抗体では神経節細胞の核が強く染まり、細胞質は染まらなかった。また、この発現蛋白質を固相化したアフィニティーカラムに数種類のウシ脳由来の蛋白質がカルシウム依存的に結合した。 このことからニューロカルシンは知覚神経系に於て多機能な役割を果たしていることが示唆された。
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