研究課題/領域番号 |
05252219
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平芳 一法 京都大学, 胸部疾患研究所, 助手 (80199108)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ストレス蛋白質 / Breferdin A / Monensin / Bafilomycin A1 / コラーゲン |
研究概要 |
HSP47が細胞内でプロコラーゲンと結合していることを明かにし、その離合点は、小胞体とゴルジ間であることを想定してきた。小胞体からゴルジ体に移行する過程に存在するトランスポートベシクルを分離し、HSP47とプロコラーゲンの結合を直接的に証明しようと試みた。しかし、我々が使用しているニワトリの系では、そのマーカー蛋白質であるp53に対する抗体を入手することが不可能であり、分離した小胞がトランスポートベシクルである証明ができなかった。そこで、系の変更によりHSP47とプロコラーゲンの局在部位の同定を試みた。蛋白質は、種々の薬剤により輸送が阻害される。小胞体からゴルジへの輸送を阻害するBreferdin A、シスゴルジで輸送を阻害するMonensin、トランスゴルジ以降の輸送を阻害するBafilomycin A1で細胞を処理し、我々が開発したin vivo cross-link法と免疫沈降法の組み合わせにより解析を行った。最近の知見によれば、HSP47は、ゴルジ以後の細胞内小器官には観察されず、HSP47とプロコラーゲン複合体は、ゴルジ(シス)以前で解離しているらしいことが明かになった。この系の使用により、HSP47とプロコラーゲン複合体の結合・解離部位の同定が可能となった。HSP47がコラーゲン特異的な分子シャペロンとして細胞内で機能していることは明らかである。しかし、その機能が輸送過程におけるものかあるいは、コラーゲンのトリプルヘリックスの形成等分子の形成に関与するものであるかいまだ不明である。今後の研究によってコラーゲンの成熟過程のどの過程で分子シャペロンとして機能しているかをあきらかにする。
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