研究課題/領域番号 |
05256232
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
月田 承一郎 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (50155347)
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研究分担者 |
月田 早智子 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (00188517)
永淵 昭良 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80218023)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1993年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | カドヘリン / 内皮細胞 / 血管 / 細胞接着 / alpha‐カラニン / リン酸化 / がん細胞 / サイトカイン |
研究概要 |
血管内皮としては、培養細胞(マウスの樹立株およびヒトの初代培養)を用いた。 1.間接蛍光抗体法により内皮細胞間のカドヘリンを介した接着部位を可視化し、接着部位の解離過程の観察を行った(担当:月田承) 我々が得たカドヘリン裏打ち蛋白質に対する抗体を用いた。特にCAP102(alpha‐catenin)に対する抗体は内皮細胞間の接着部位を明瞭に染めた。培養内皮細胞に種々のサイトカインの存在下で種々の血球細胞や癌細胞を重層し、内皮細胞間の接着が解離する条件を探り、解離の様式と時間経過を解析した。 2.内皮細胞に特異的なカドヘリン分子の同定を試みた(担当:永淵昭良) alpha‐cateninはカドヘリン分子に強く結合しており、抗体で免疫沈降を行うとカドヘリン分子が共沈する。この手法を用いて、これまでいろいろな方法で同定が難しかった内皮細胞カドヘリンの分子としての同定を試みたが、現在のところうまくいっていない。 3.内皮細胞間の解離の分子機構を解析した(担当:月田早智子) 内皮細胞間が解離する場合、カドヘリン分子の接着機能が細胞質側から制御されると考えられる。このような制御は内皮細胞以外の細胞種でも存在することが知られているが、その分子機構は明らかでない。内皮細胞の系を用いて、特にカドヘリン裏打ち蛋白質の燐酸化という側面からこの制御機構を解析した。
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