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食用キノコからの生体調節物質の探索と機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 05258209
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関静岡大学

研究代表者

河岸 洋和  静岡大学, 農学部, 助教授 (70183283)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードmushroom / NGF / fruiting body / mycelia
研究概要

本研究はNGF合成促進、血中コレステロール低下活性等の成人病に関わる生物活性に注目し,活性物質をキノコに求めてスクリーニングを行い活性物質を探索し、一方、これまでに得られた物質の活性発現機構を明らかにしようとしたものであり,以下の結果を得た。
(1)試料(キノコ)の収集、抽出:130種類以上のキノコを収集し含水エタノール中で抽出し、その抽出液を浴媒分画する。活性画分について活性物質の単離を試みた。
(2)神経成長因子(nerve growth factor,NGF)合成促進物質の探索:上記の抽出物中に血液-脳関門を通過可能でかつ脳中でのNGF産生を促進する物質を求めてアッセイを行い、活性物質の単離・精製を試み,数種の新規活性物質を得た。
(3)血漿脂質および血圧降下物質の探索:血漿コレステロール低下物質としてニンギョウタケ(Polyporus confluens)からグリフォリンとネオグリフォリンを単離した。この実験は餌中にコレステロールを添加したものであり、活性発現機構がコレステロールの吸収阻害によるのかあるいは排泄促進や合成阻害であるのかを明らかにするためにコレステロール無添加の餌による実験を行い,この活性がコレステロールの吸収阻害であることを確認した。
(4)摂食阻害物質:餌中にヒラタケ(Pleurotus ostreatus)を添加すると、ラットはほとんど食べようとしない。この活性物質の単離を試み、SDS電気泳動において単一バンドを示すまで精製に成功した。この物質は蛋白質であり,レクチン活性を有していた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Kawagishi ら: "Erinacines A,B and C,strony stimulaters of nerue growth factor(NGF)-synthesis,from the mycelia of Hericium erinaceum" Tetrahedron Letters. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kawagishi: "A sialic acid binding lectin from the mushroom Hericium erinaceum" FEBS Letters. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 河岸洋和: "生物化学実験法(分担執筆,執筆中)" 学会出版センター,

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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