研究課題/領域番号 |
05258216
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
竹下 正純 大分医科大学, 医学部, 教授 (50019551)
|
研究分担者 |
上田 浩 大分医科大学, 医学部, 助手 (50253779)
吉田 敏 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50158440)
|
研究期間 (年度) |
1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 大腸がん / モノエン脂肪酸 / ホスホリパーゼA_2 / 高オレイン酸サフラワー油 / 脳卒中易発症高血圧ラツト / ICRマウス / ジメチルヒドラジン / サフラワー油 |
研究概要 |
1.Anoxiaにより活性化され、またモノエン脂肪酸により阻害される血管ホスホリパーゼA_2について明らかにするためブタ大動脈のホスホリパーゼA_2を精製した。血管壁の内側と外側でDEAE-トヨパールによる異なったパターンを示す2つのピークが得られた。Ca^<2+>要求性と、pH依存性から、このうち1つが新しい酵素である可能性が出てきた。これを更に精製中である。 2.Anoxiaによる血管壁細胞の変化及びモノエン脂肪酸の影響について解析するためラット血管内皮細胞の培養系を確立した。脳卒中易発症高血圧ラット(SHRSP)の血管内皮細胞について検討中である。 3.化学発がんに対する不飽和脂肪酸の作用を見るために、ICRマウスにジメチルヒドラジンを投与し、ベニバナ油あるいは高オレイン酸含有ベニバナ油を与え、大腸がんの発生を調べた。ベニバナ油(高リノール酸)高脂肪食で25匹中19例に発がんを認めた。そのうち15例が腺がんであった。高オレイン酸含有ベニバナ油高脂肪食では25匹中5例ががんを認め、このうち腺がんが3例であった。これは低脂肪食の場合と同じ発生率である。
|