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HIV感染細胞の致死機構に関する分子生物学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 05262208
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関山口大学

研究代表者

小林 信之  山口大学, 医学部, 助教授 (30150329)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1993年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードアポトーシス / Fas抗原 / TNF / HIV
研究概要

1.HIV-1転写調節領域に特異的に結合するURE結合タンパクの精製
我々は既にHIV-LTRエンハンサー領域上流(-157--122)にHIVエンハンサーの活性調節領域が存在することを見いだし報告している。この領域を我々はURE(Up regulation element)と名付けている。本研究ではURE結合蛋白の精製を試みた。方法は以下に概説するごとくである。ヒトT細胞株MOLT-4核抽出液をDEAEセルロース、フォスフォセルロース、UREアフィニテイーのカラムクロマトブラフィーを用いて54KD蛋白のURE結合蛋白の精製に成功した。精製効率は比活性で12、000倍の上昇が見られた。現在精製蛋白の機能解析、遺伝子クローニングが進行中である。
2.TNFとFas抗原の機能の解明
我々は今回TNFによる細胞死は可逆的であるがFas抗原による細胞死は不可逆的であることを見いだした。またTNFTはその活性がPKC阻害剤により増強するがFas抗原はPKCとは無関係であることも明かとなった。
3.HIV感染者PBMCにおけるFas抗原のup-regulation
我々はHIV感染者PBMCのFas抗原の発現を解析し病態の進行に伴いFas抗原が有意に増加していることを今回見いだした。さらにこの発現されたFas抗原が機能的でありHIV感染PBMCがアポトーシスにより死ぬことを見いだした。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Iwashita,M et al.: "Detection of Human T Lymphotropic Virus Type 1 Proviral DNA in Fresh Cells From Ascitic Fluid in a Patient With Adult T cell Leukemia." Am.J.Hematology. 45. 273-274 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Oka,S et al.: "Genetic analysis of HIV-1 during rapid progression to AIDS in an apparently healthy man." AIDS Res.and Human Retroviruses. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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